サウジアラビア:パレスチナ自治政府予算に6000万ドルを支援
2015年01月14日付 al-Hayat 紙
■サウジアラビア:パレスチナ自治政府予算に6000万ドルを支援
【カイロ:ヤースィル・シャーズリー】
昨日(13日)サウジアラビアは、2014年の第四半期のパレスチナ自治政府予算の支援のうち6000万ドルにのぼる同国分担分の支払いに関して発表した。
在エジプトのパレスチナ大使、ジャマール・シャウバキ氏は本紙に対しての声明において以下のように説明した。「サウジアラビアは、パレスチナ自治政府に対するアラブ首脳会議の決定を履行する唯一の国家である。」
また同大使は以下のように付け加えた。サウジアラビア政府は「パレスチナ自治政府の予算支援の費用負担を月々750万ドルから2000万ドルに引き上げた。これは、自治政府がパレスチナ国民に対しての義務や責任を果たすことを可能にするためである。」
さらに同大使は、「特に、パレスチナの独立宣言を阻止するための熾烈な戦いや、国際社会におけるパレスチナとその国民の権利を獲得するにおいて、パレスチナが直面しているもの」へのアラブ諸国の支援の必要性を強調し、サウジアラビアの姿勢、特に二聖都の守護者たるアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王による緊急措置に対し、パレスチナ自治政府ムハンマド・アッバース大統領からの感謝の意を表明した。
昨日、アラブ連盟常任駐在官兼在エジプトサウジアラビア大使アフマド・カッターン氏は以下のように述べた。「サウジアラビア開発基金はパレスチ財務省に6000万ドルの送金を行った。これはサウジアラビア王国のパレスチナ自治政府の第四半期(2014年10、11、12月)予算へ各月2000万ドルを割り当てた支援額である。」
また、同氏は、サウジアラビアは全ての面でパレスチナ自治政府支援を継続するだろうとし、またサウジアラビア王国は、2013年1月には(当時)月々1400万ドルであった同国の支援分担額を2000万ドルに増額したいとの意向あったことを指摘した。
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( 翻訳者:鈴木友梨 )
( 記事ID:36622 )