エジプト・日本:安倍首相はエジプトを支援することを約束
2015年01月18日付 al-Hayat 紙
■日本はエジプトの安定を支援すると誓約、対「ダーイシュ」(イスラーム国)攻撃参加諸国への支援提供も発表
【カイロ:アフマド・ムスタファー、マルセル・ナスル】
カイロ当局は昨日、日本の支援を獲得し、国内を安定させる努力を強化、経済状況を向上させる。エジプトの経済状況は、過去3年間の混乱により後退していた。アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と日本の安倍晋三内閣総理大臣の協議では、主に経済とテロの問題が扱われ、中東でのテロとの戦いにおける協力関係を確立するという結論に達した。この協議は、イッティハーディーヤ大統領宮殿にて行われた。
安倍晋三総理大臣は会合の後に行われた記者会見の中で、「中東地域が安定するためには、エジプトが安定・繁栄し、この地域の未来の星となれねばならない」と強調し、「イスラーム国」(ダーイシュ)に対する戦争に参加している地域諸国に資金援助を提供すると発表した。
日本の安倍晋三内閣総理大臣は以前、中東地域にテロが拡散すれば世界は「際限のない損害」を被ることになるだろうと指摘し、「中東の安定が世界ともちろん日本の平和、繁栄の基礎であることは言うまでもなく、我々がテロや大量破壊兵器をこの地域で拡散するままにしておけば、国際社会は際限のない損害を被ることになるだろう」との見方を示していた。その上で、「イスラーム国」と戦闘を行っている地域諸国に2億ドル相当の非軍事的支援を提供すると約束していた。
(後略)
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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:36627 )