【ジャーメ・ジャム・オンライン】麻薬対策本部事務局長代理は、「国内では、各種の伝統的な麻薬〔※大麻やアヘンなどのこと〕および合成麻薬が年間500トン消費されている」と述べた。
アリーレザー・ジャズィーニー氏は本日水曜日、イーラーム州の麻薬対策評議会の会議の席上で、「世界中には2億4300万人の麻薬常習者がおり、そのうち年間20万人が麻薬濫用によって命を落としている」と指摘した。
同氏はさらに、「麻薬常習者の60パーセントはハシシとマリファナを使用しており、また世界には6千万人のヘロイン常習者がいる」と述べた。
同氏はまた、「国連は人々の生活を破壊するこの災いに対して予防策を講じるために、数多くの計画を実施してきた。イラン・イスラーム共和国はこの目標の実現のために、〔国連と〕緊密な協力を行っている」と語った。
同氏はさらに、「イスラーム的な国であるイランはこれまで、3700人の殉教者と、1万2千人以上の傷痍者を麻薬との闘いのために捧げてきた」と付け加えた。
世界中のヘロインの35%がイランで発見
麻薬対策本部事務局長代理はまた、「世界中のアヘンの85%と、ヘロインの35%がイランで発見されている」と述べた。
ジャズィーニー氏はさらに、「調査によると、イランにおける麻薬の生産および消費によって生じた損害は100兆リヤール〔※約3300億円〕に及ぶ。そのうちの47%は麻薬の消費者に、24%は政府に、29%が社会に対するものである」と指摘した。
同氏はさらに、「夫婦間の暴力の65%、離婚の55%、子供への暴力の25%、経済犯罪の20%は、麻薬の使用に起因するものである」と述べた。
ジャズィーニー氏は国内の麻薬使用者の年齢〔※麻薬使用開始の平均年齢のことか?〕が15歳にまで下がっていることに懸念を表明した上で、「小中高生の1%が麻薬使用者であり、そのうちの6割は覚醒剤を使用している」と指摘、さらに「科学技術省の管轄する一般大学の学生の6.2%、および〔保健省が管轄する〕国内の医科大学の学生の6.1%は、麻薬を使用している」と付け加えた。
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( 翻訳者:dragontaro )
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