シリア:「イスラーム国」が日本人人質二人の解放に2億ドルを要求
2015年01月21日付 al-Hayat 紙
■シリア:「イスラーム国」が日本人人質二人の解放に2億ドルを要求
【東京、パリ、ベルリン:本紙、AFP、ロイター】
「イスラーム国」は、ジハード系ウェブサイトに流した動画の中で、72時間以内に日本政府が2億ドルの身代金を支払わない場合、日本人の人質2名を処刑すると脅迫した。これに対し、日本の安倍内閣総理大臣は占領地エルサレムから返答、日本が「テロ」に屈することはないと強調した。一方、菅義偉内閣官房長官からは、「陣頭指揮を執る」人物として中山泰秀外務副大臣をヨルダンの首都アンマンに派遣するとの発表がなされた。
「フルカーン」(訳注:イスラーム国のメディア部門)が配信した動画には、ナイフを片手に黒い服を着たイギリス訛りの英語を話す男性が現れ、その男性はオレンジ色の服を着て地面にひざまずく日本人男性2人の間に立ち、彼らの名前は後藤健二と湯川遥菜であると伝えた。黒服の男は続けて、これらのメッセージは日本政府に向けられているとし、「もし身代金を払わなければ、このナイフはあなた方にとっての悪夢となるだろう」と述べた。さらに、この男性は「計2億ドルという額は、あなた方の政府が我々に対する戦争において拠出した援助額に等しい」と付け加えた。
(後略)
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( 翻訳者:飯塚遥奈 )
( 記事ID:36656 )