ユネスコのパリ本部においてギョベクリテペ会議が行われた。50以上の国々の代表者が参加した会議では、諸宗教の歴史を1万2千年前まで遡らせる考古学遺跡に対する関心を高めるための取り組みが行われていくことが決まった。
イスタンブルに本拠地がある共通世代統合協会(TURKEY-ONE)は、ユネスコのパリ本部において、「ギョベクリテペ新石器時代居住地:宗教の誕生と文明の発展」をテーマとしたユネスコ会議を主催した。この会議でスピーチをしたONE協会の設立者であり、代表を務めるデメト・サバンジュ・チェティ ンドアン氏は、社会的責任プロジェクトによって国際的なプラットフォームにおけるトルコの印象と尊厳を増すことに尽力していくこと、またシャンルウルファ県のギョベクリテペ新石器時代遺跡が、この新たな進展の最初の一歩となるであろうと強調した。
■暴力に対して文化で
文化観光省事務次官であるハルク・ドゥルスン教授もまた、ギョベクリテペ遺跡が世界的にも最も古い新石器時代の居住地跡であることが科学的に証明されたと語った。ユネスコのトルコ常任代表であるヒュセイン・アヴニ・ボトサル氏は、世界中でテロと暴力の渦がエスカレートしている状態の中、人々が悪に対して声を上 げていくこと、またユネスコを強化し、教育的、文化的方法による平和に向けてより一層貢献していくことが必要であると述べた。
■ドイツ大臣がゲストに
会議の後、パリ大使であるハック・アキル氏によって催されたレセプションには、ドイツの文化相であるマリア・ボフメル教授も参加した。ボフメル氏は、今年6月28日から7月8日にかけてボンで行われる予定の第39回年世界遺産委員会で議長を務める。
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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:36685 )