トルコ語キーボードにAKP新提案
2015年01月26日付 Radikal 紙


公正発展党(AKP)研究・開発局の協力で11月に行われた、「文明の主体トルコ語:機会と脅威」研究会に続いて、党運営委員会は、キーボードのいくつかのキーをなくすことを含めた様々な対策のための活動を始めた。

キーボードから掲示物まで、また非常階段からホテルの受付まで、多くの地点に関して「トルコ語運動」が始められるとわかった。トルコ紙のイスマイル・ ソンスズ氏の記事によると、AKP研究・開発局の協力で、11月に「文明の主体トルコ:機会と脅威」という題目の研究会が行われた。研究会から出された意見に従って活動を始めた党運営委員会は、関係機関との打ち合わせを行っている。

講じられた措置はというと、以下のとおりである。公的機関でFキーボードに移行するために、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の首相在任時に告知が行われた。専門家チームは、キーボードの標準を新しくするために作業を行った。Fキーボードにおける外国語の単語の代わりにトルコ語のものが置かれる予定だ。「Delete」の代わりに[トルコ語の同じ意味に当たる単語]「Sil」、「Insert」の代わりに「Ekle」、「Enter」の代わりに「Giriş」、「Pause」の 代わりに「Dondur」のような語になる。

■FキーボードにTLのロゴ

また、ユーロとドルのロゴの隣に、トルコリラ(TL)のロゴが加えられる。この点で、キーボード製造会社との打ち合わせが行われたことがわかった。また â、 î、ûのような長音化・狭音化を示す文字がただ1つのキーで書けるよう、キーボードのソフトウェアについても研究が行われている。トルコ標準研究所 (TES)も活動を支援している。

「トルコ語」と「外国語」両方の選択肢を具合よくおさめる掲示物の[表示]標準についても活動が行われている。非常階段を示す「Exit」と書かれた掲示の代わりに「Çıkış」と書かれることと、さらに小さなフォントを用いて「Exit」という語も掲示に含むことが計画されている。

同様に、ホテルにある「Resepsiyon」という掲示は「Danışma」という表現が主役となるだろう。

AKPのエクレム・エルデム副党首は、以下のように話した。「我々の合意によれば、片方があるなら、もう片方をなくすべきだと言うような意見は無い。どちらかを禁止することは適切だと思わない。しかし我々の言語も守るために必要な対策をとっている。」

■トルコ語掲示物に減税

トルコ語の掲示を促進するために、一連の対策が計画されている。これらの筆頭は、お決まりの「奨励」である。外国語の単語が書かれた掲示物に制限を行うことは無いが、これにはツケが加えられる。掲示でトルコ語の単語を選択した者にはよりも低い広告・宣伝税が課される。

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:36720 )