エジプト:革命4周年を経て各地で暴力行為続く
2015年01月28日付 al-Hayat 紙

■マタリーヤで2人死亡、各地で爆発…外務省は暴力行為への非難声明を受付けず

【カイロ:本紙】

エジプト革命から4年を迎えるのに伴い国内では暴力行為が続き、カイロでは警察との衝突により二人が死亡、またアレクサンドリアでは簡易爆発装置の爆発により一人が死亡した。国内各地で即席爆発装置が爆発しされ、民間防衛(消防隊)がそれらの撤去にあたっている。軍の発表によると、シナイ半島において武装集団を殺害し、武器や弾薬を押収したという。

一昨日夜、マタリーヤ地区(カイロ東部)で治安部隊とデモ隊の間で衝突が起き二人が死亡した。同地区では、革命記念日の先週日曜日に起きたデモで20人の死者が出ている。一昨日は、何百人もの人々がマタリーヤ広場のデモに向かっているところを治安部隊が止めに入り、衝突が起きた。現場では銃声が鳴り響き、若者と男性、各一人が銃弾に倒れた。

内務省は、ムスリム同胞団に所属するメンバーで構成されるグループが、マタリーヤ地区の治安状況の監視を任命された部隊に向けて銃やショットガンの発砲、火炎瓶の投下を行っていることを非難した。

デモ隊と治安部隊の衝突は各地で起きており、その中でもカイロ市内の町(ヘルワーン)、ミヌーフィーヤ県のサーダート市で起きた衝突の規模が大きかった。またファイユーム市アタサの警察署に向けた武装集団の攻撃により兵士が負傷し、同地区の防衛部隊がこれを撃退した。

(後略)

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( 翻訳者:桑原万苗 )
( 記事ID:36742 )