サウジ:180万人が「健康上の不都合」を理由に結婚手続きを行わず
2015年01月29日付 al-Hayat 紙
■180万人のサウジアラビア人が「健康上の不都合」を理由に結婚手続きを行わず
【リヤド:本紙】
保健省は、健康的な結婚プログラムにおける医療カウンセリングの受診者の割合が60%に達したと明らかにした。一方、結婚前に健康診断を受けた人の総数は、プログラムの実施以来300万人にのぼった。慢性及び遺伝性疾患管理局のムハンマド・サイーディー事務局長は、昨日(1月28日)の声明のなかで、医療カウンセリングの受診者で、不適合があるために結婚の契約手続きをしなかった者の割合は、9.2%から60%に上昇したと明らかにした。
同事務局長は、プログラムに記録された、遺伝性及び感染性の病気が発見されたことで結婚を取りやめる動きは、社会における深い理解と意識の高まりに還元されるとし、健康的な結婚プログラムが毎年27万人から30万人を受け入れていることを述べた。また、サウジアラビアは、健康的な結婚プログラムの適用と、遺伝性疾患のない社会の形成における世界的モデルを目指していると指摘した。
また同事務局長は、保健省が健康的な結婚プログラムのなかで、検査対象となる5つの病気を公開していると指摘した。それはHIV、鎌状赤血球貧血症、サラセミア、B型肝炎およびC型肝炎である。また彼は、以下のように続けた。「プログラムの適用が開始されたヒジュラ暦1425年(訳注:ヒジュラ暦1425年は西暦2004年2月22日から2005年2月9日の期間)以来、対象の病気の罹患率は、鎌状赤血球貧血症が保因者4.2%、患者0.3%、サラセミアが保因者1.5%、患者0.3%、B型肝炎患者1%、C型肝炎患者0.3%、HIV患者0.02%を記録した」。
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( 翻訳者:袖山結生 )
( 記事ID:36753 )