イエメン:「アラビア半島のアル=カーイダ」がフランス攻撃を教唆
2015年01月31日付 al-Hayat 紙


■「イエメンのアル=カーイダ」はフランスを攻撃する

【アンマン:ターミル・サマーディー】

サナアならびにオタワのAFPおよびロイター通信によると、イエメンを拠点とする組織「アラビア半島のアル=カーイダ」(AQAP)諮問議会の一員であるイブラーヒーム・ルバイシュ氏が、「YouTube」の音声録音の中で、フランスへの攻撃を続けるよう扇動した。フランスは、今月7日から9日にかけて、「アラビア半島のアル=カーイダ」による血なまぐさい攻撃の標的となり、17名の死者を出した。ルバイシュ氏は、「フランスは、イスラームの敵として、合衆国を凌駕した。われわれの宗教に対する戦争において、後者(米国)が弱体化したとたんにフランス軍が取って代わったのである」と述べている。

またイラクとシリアの広大な面積を支配する組織「ダーイシュ」(イスラーム国)によって決められた新たな警告期限から24時間以上が経った。これはヨルダン側が死刑囚サージダ・リーシャーウィー氏を釈放しない場合、昨年12月に東シリアで起きた飛行機墜落事故後から監禁されているヨルダン人パイロットのムアーッズ・カサースバ氏を殺害するというものだ。捕虜となったパイロットの家族は、彼がまだ生きているという証拠を得たというニュースを拒否した。解放に向けた交渉は未だ継続中である。

パイロットの父であるサーフィー氏は本紙に対し「我々とヨルダン政府との連絡は途絶えている。我々は息子ムアーッズの状況について情報を受け取っていない」と述べた。またヨルダン軍報道官マムドゥーフ・アームリー大佐は、「ヨルダン政府は未だパイロットのカサースバ氏の安全を証明する情報を得られていない」と発表した。

(後略)

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( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:36771 )