レバノン:ヒズブッラー議長、イスラエルとの交戦規則の崩壊を宣言
2015年01月31日付 al-Hayat 紙
■ヒズブッラー:ナスルッラー議長、イスラエルとの交戦規則の崩壊を宣言
【ベイルート:本紙】
「ヒズブッラー」のハサン・ナスルッラー書記長は、イスラエルとの交戦規則の崩壊を宣言した。彼は、「我々は(交戦規則)を気にせず、非戦場と戦場とを区別もしない。(イスラエルによる)攻撃への抵抗として、何をいつ、どこでどう起こそうと、それは国際法下での我々の権利である」と強調した。また昨日、ベイルートでは、アメリカのデイビッド・ヘイル大使とフランスのパトリス・パオリ大使が、ジュブラーン・バースィール外務大臣に、本国政府からの緊急の書簡を渡すという動きが見られた。
昨日午後、イスラエルによるシリアのクナイトラ地区への空爆によって、6人のヒズブッラー幹部とイラン革命防衛隊のムハンマド・アリーユッラー・ダーディー大将が殉死したことをうけての追悼式が行われた。これは、シャブア農場においてヒズブッラーが行った復讐行動から2日後のことである。そこでナスルッラー書記長は、以下のように述べた。「我々は戦争を望まないが、それを恐れてはいない…戦争を強いられれば、我々は立ち向かう」
同書記長は、南部ベイルート郊外で行われた追悼式典で、レバノン高官を訪問したイラン諮問評議会のアラーウッディーン・ボルージェルディー治安・外務委員会議長出席のもと、講演を行った。ベイルート及び郊外で同書記長が姿を現す直前、そして演説を終えた後には、激しい空砲の音が聞こえた。また同議長は、「イスラエルはこの抵抗が阻止されないことを知るべきである。それが賢明だ。なものだと知るべきである。知恵と恐怖(戦争を望まないことと戦争を恐れること)は異なる」。
また同書記長は、「もし今後、ヒズブッラーのメンバーが一人でも暗殺されたとしたら、我々はイスラエルに責任を負わせ、またいかなる時、いかなる場所でも我々が最適だと見なす方法で報復するだろう」とイスラエルを脅した。
(後略)
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( 翻訳者:鈴木友梨 )
( 記事ID:36777 )