イスタンブル選出のヌル・セルテル議員は、ギリシャの選挙で勝利したアレクシス・チプラス氏について「非常に活動的で、とてもハンサムだ。これはとても重要なことだ」と述べた。

ある記者が「共和人民党(CHP)にもこのように若く、活動的で、ハンサムなリーダーが必要なのですか？」と質問すると、セルテル議員は、「これは現実のひとつです。私は『CHPは美男コンテストを開催すべき』という意味で言っているのではありません。期待もしていなかったような横顔の人が社会にどのような衝撃を与えるか、強調するために言ったのです」と述べた。

ヌル・セルテル議員は、同党のゾングルダク県本部を訪れた際の演説で政府を批判した。セルテル議員は、トルコがもはや民主主義の機能している国の地位にはないと主張し、「もはやトルコの政治を民主的な政治と見做すことはできない。トルコでは権力を振りかざし、強制的で、一部ではファシズムの傾向のある政治体制が支配的である。思慮深い人々がその思想によって刑務所に収監され、出版メディアが中央によってコントロールされるような国々において民主主義について語ることはできないだろう。トルコはこのような変化の過程の中にあるのだ、今」と述べた。

セルテル議員はギリシャで行われた選挙に言及し、ギリシャの非常に深刻な経済危機が起こった国として選挙戦に突入したことに触れた。セルテル議員は、アレクシス・チプラス氏が、銀行への債務の削減やEUへの債務不履行など全く現実的でなく実現困難な約束とともに、上から下までの変革や、急進的、刺激的で、若い人口を非常に鼓舞する目標を主張し選挙に勝利したことを指摘し、次のように話した。

■充足に至ると信じて投票

「何年もの間経済的な問題と戦い、非常に深刻な財政困難を抱え、給与を削減されたギリシャ市民は、一気に充足を得られると信じて選挙に行き、この若く活動的なリーダーに票を投じた。このリーダーは若い。このリーダーは16歳の時から政治の世界にいた。非常に活動的で、とてもハンサムだ。これはとても重要なことだ。魅力的な若者だ。」

■若さは政治において価値の1つ

ある記者が「CHPにもこのように若く、活動的で、ハンサムなリーダーが必要なのですか？」と問うと、セルテル議員は次のように述べた。
「これは現実のひとつ。私は『CHPは美男コンテストを開催すべき』という意味で言っているのではありません。期待もしていなかったような横顔の人物が社会にどのような衝撃を与えるか、強調するために言ったのです。『我々のトップが若く、ハンサムであったら』というようなことではないと言ったのです。私はそこを評価しています。しかし若さは、現在の政治においてもはや非常にわかりやすい価値になっています。これも認めなければなりません。これは社会において注目を集めています。CHPの過去を見ましょう。デニズ・バイカラ氏は登場した際40代でした。これは我々にとって都合の悪いことではありませんでした。過去にも、伝統の中にもあります。我々にも若い政治家はいました。時を止めることはできないでしょう？否応なしに、明らかななにかの後に皆年をとります。10年後にはギリシャ首相にも『若い』とは言えないでしょう。彼も年をとるのだから。」

同席したCHPゾングルダク選出のアリ・イフサン・キョクチュルク議員も、「CHPの党首もハンサムです。我々の党首もハンサムです。彼のためにもこのことはここに留めてください。我々は党首の見目良さについては組織として満場一致です」と話した。

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（ 翻訳者:永山明子 ）
（ 記事ID:36782 )