Modanisa.comの創設者であるケリム・トゥレ氏は、ここ2年間、ヨルダンやアラブ首長国連邦のような国で頻繁に使われるフェラージェ(足首まである丈の長いコートで、黒色とシンプルなデザインを基調とする)に、トルコで大きな関心が寄せられていると述べた。同氏は、「保守派の服装において、パルデス(足首まである丈の長いコートで、様々な色やデザインがある)にフェラージェが取って代わった」と続けた。
保守派の服通販サイトであるModanisa.comの創始者であるケリメ・トゥレ氏は、イスラムファッションの服飾市場は、今から10年前に比べれば、かなり盛んな分野になったと述べ、以下のように続けた。
「市場には、毎日新しいブランドが参入している。オンライン・ファッションショー、他国での保守派の服装の選択肢、新しいデザイナーの保守的なコレクションをインターネットを通じた紹介は、この分野へ信じられないほどの活発さをもたらした。」
■長いベスト
イスラムファッションでは世界で異なった消費傾向があるとしたトゥレ氏は、以下のような情報を述べた。
「例えば、ヨーロッパやアメリカの女性たちは、よりシンプルな服やパステルカラーを好む。北アフリカの国々では、ビビットな色が好まれている。トルコといえば、コート類において、ヨルダンやアラブ首長国連邦のような国で頻繁に使われるフェラージェが、ここ2年間、頻繁に用いられている。パルデスにキモノジャケットや長いベスト、フェラージェが取って代わった。」
トゥレ氏は、イスラーム服飾市場が世界で2660億ドル規模を抱えているとし、トムソン・ロイターやディナール・スタンダードによりつくられた『グローバル・イスラーム経済2014』と題されたレポートのデータによれば、トルコの服飾消費の合計が39億9000万ドルまで達すると述べた。 専門家たちは、保守派の服装がこの全体の25%まで達すること、つまり1000万ドルに近いことを予想している。
■1ヶ月につき450万人のアクセス数
Modanisa.comが2011年以来の活動を示していると説明したケリム・トゥレ氏は、以下のように続けた。
「毎年平均4.5倍大きくなり、1ヶ月につき450万人のアクセス数に達する。売り上げの37%は海外への販売である。年に100万以上の製品の販売を実現している。スカーフや上着は、サイトの売り上げの50%を占めている。」
57国へ輸出をしているとしたトゥレ氏は、Modanisa.comのおかげで現況では300以上のブランドが、3万以上の製品の販売をしていることも述べた。
■「4年間で50倍になった」
目標は、全世界の4億人のムスリム女性たちの手に届くことであるとしたケリム・トゥレ氏は、以下のような情報を述べた。
「2011年に創られた一つの会社として、とても短い期間に大きな成長をした。創立日から今日まで、約50倍大きくなり、世界の最も大きな保守派の服通販サイトとなった。トムソン・ロイターやディナール・スタンダードによりつくられた『グローバル・イスラーム経済2014』によれば、Modanisa は25のグローバル・インターネットサイトの中に含まれており、世界の最高峰のイスラームネット通販のサイトである。これは、私たちにとって名誉なことである。」
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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:36848 )