イスラエル:参謀総長、ヒズブッラーならびにイエメン・フースィー派勢力を懸念
2015年02月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
イスラエル国防軍参謀総長(2011-15)ベンヤミン・ガンツ中将
イスラエル国防軍参謀総長(2011-15)ベンヤミン・ガンツ中将

■イスラエル軍司令官はイエメンのフースィー派勢力伸展を懸念

【ナザレ:ワディーウ・アワーウィダ(本紙)】

占領軍司令官ベニー・ガンツ参謀総長は、その任期が終了する10日前、自身の軍隊に満足していると述べたが、その置かれている状況には懸念を表明した。参謀総長は、ガザ地区や北部のレバノン国境付近の戦線において戦火が上がること、ならびに米国と(イスラエルと)の関係が現在経験している「危機」により治安的な影響がでることを危惧している。同氏は、もしシャブアー農場での(ヒズブッラーによる)作戦において10人のイスラエル兵が死亡した場合、イスラエルはヒズブッラーとの深刻な緊張状態に陥るところであったと説明した。そして、多くの血が流れることを防いだのは、シャブアーにいたイスラエル兵たちが攻撃を受ける直前に散開したためであったと指摘した。また彼は続けて「もしイスラエル軍の10名の兵士が死亡した場合、われわれはヒズブッラーを爆撃することを余儀なくされる。するとヒズブッラーはロケット弾で応戦し、我々は新たな戦争へと転がり落ちていくだろう」とコメントしている。

2011年にイスラエル軍参謀総長を引き継いだガンツ氏の声明は、昨日ヘブライ語新聞の「イェディオト・アハロノット」紙に掲載された。その中で彼はイランの支援によるイエメンのフースィー派勢力進展に対する懸念を述べた。彼はフースィー派の伸展が、ホルムズ海峡、紅海に加えマンダブ海峡エリアおける国際的な海運への脅威となる可能性を示唆している。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:36850 )