サウジアラビア:サルマーン国王はアラブにおける課題全てを支援することを保証
2015年02月09日付 al-Hayat 紙
国連事務総長と会談するサルマーン国王
■サウジアラビア:サルマーン国王はアラブにおける問題全ての支援を確約
【リヤド:ハーリド・アムリー】
二聖モスクの守護者、サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王は、昨日リヤドで、潘基文国連事務総長と地域及び国際問題について検討した。そして、潘事務総長に対して、「全てのアラブの問題」に対し支援することを確約した。
潘事務総長は、会談終了後の記者会見の中で、「時間の制約があり、人権問題について議論することは出来なかった」と述べたが、「サルマーン国王の指導により、サウジアラビアが女性、若者、労働者や外国人に関する人権問題を最優先事項に据えるだろう」との期待を示した。また「イエメンとシリアの危機の政治的解決は、暴力によってはなされない」と強調した。
また、安全保障理事会が「火曜日(明日)に会議を開催し、イエメンの危険な状況に対して国際社会がどう対処していくのか明示する」と発表し、イエメンの正当な大統領であるアブドゥ・ラッブフ・マンスール・ハーディー氏の復職を要求した。さらに、「私はフースィー派勢力、またアリー・アブドゥッラー・サーリフ前大統領が、危機解決の為の具体的なプロセスを妨害しようと動くことを危惧している」と加えた。
潘事務総長は、サナアのジャマール・ビン・ウマル国連特使の取り組みを要約してサルマーン国王に伝えたと述べた。そして、「国際決議と湾岸協力会議(GCC)の役割を、全てにおいて支援する」と述べ、「この危機は平和的手段によって可能な限り速やかに解決される(べき)」だと強調した。
(後略)
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( 翻訳者:穴迫楓 )
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