レバノン:4月にサウジアラビアが出資した武器が到着
2015年02月09日付 al-Hayat 紙

■レバノン:4月にサウジアラビアが出資した武器が到着

【ベイルート:本紙】

フランスは、サウジアラビアによるレバノン軍への武器資金出資の真偽に関する論争に終止符を打った。これは、(訳注:先月亡くなった)二聖モスクの守護者、故アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアジース・サウジアラビア国王が、テロリスト集団やタクフィール主義者と戦う武器と装備のための資金を、軍事部門に支出するよう命じていたものである。第51会ミュンヘン安全保障会議のセッションで、レバノンのタンマーム・サラーム首相は、同国代表団の長を務める傍ら、本件について、フランスのローラン・ファビウス外務大臣から知らされた。

ファビウス外務大臣は、サラーム首相に対し、サウジアラビアによる3億ドル相当の軍への寄付の一環で合意された、フランス製武器の最初の輸送が、4月の第一週にレバノンに到着することを伝えた。また、レバノン、及びその治安、安定、国家の統一へのあらゆる支援に対するフランスの熱意を強調した。また、フランスが、「レバノンに対して、シリア難民の受け入れに伴う負担によって生じる全てに対応できるようになるための支援を行い、この方向で国際会議での提案を行うだろう」と述べた。

またサラーム首相は、イランのムハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相との会談で、イランに対して、連立政権の形成への支援と同様、レバノンの大統領選挙に貢献してくれることを求めた。それに対してザリーフ外務大臣は、イランはレバノン人、特にキリスト教徒が至った合意への支援の準備ができていること、またそれはレバノンの安定性維持にとっての利益であり、同国内あるいは同国境沿いでのいかなる治安悪化も望んでいない旨回答した。

(後略)

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( 翻訳者:鈴木友梨 )
( 記事ID:36860 )