サウジアラビア:全世界から7年間で3200万人の巡礼者
2015年02月06日付 al-Hayat 紙
メッカのカアバ神殿
■サウジアラビア:全世界から7年間で3,200万人の巡礼者
【ジェッダ:本紙】
イスラーム通信社(INA)が伝えたところによると、7年間で最初の国勢調査は、2008年から2015年2月の間、サウジアラビアを訪れてウムラ(小巡礼)[訳注:ウムラとは年間を通じて行われる巡礼のことで、巡礼月に行われるハッジとは区別される]を行った人の数が、3,381万2,145人に達したことを明らかにした。3610万6,449のビザが、ウムラの実践を希望する世界各国の人たちに発行された。
また、ヒジュラ暦1429年から1435年[訳注:西暦2008年1月10日から2014年10月24日の期間]を対象とする国勢調査が示したところによると、サウジ当局は同期間、ウムラを希望する者に33,744,527のビザを発行し、その内3,201万9,696人の巡礼者がサウジに赴いた。一方、172万4千人はサウジを訪問することができず、その内39万7千人はヒジュラ暦1433年のビザ受給者である。この数は、上記期間で最大である。
同時に国勢調査は、同期間中、ウムラを終えてサウジアラビアを出国した巡礼者の数が、3,200万人超の訪問者のうち、3,187万人であることを明らかにした。つまり、14万9,184人が現在まで自国に戻れていない。過去7年間、サウジを出国できない巡礼者の割合は、ヒジュラ暦1429年の巡礼月の1.55%(49,510人)から、同1435年の0.19%(11,882人)に減少していると指摘された。
また、ヒジュラ暦1435年は巡礼者数が最大であり、600万人に達した。ヒジュラ暦1434年との差は91万3,646人で、同年は513万8千人であった。これは、巡礼者数が543万1,000人であった前年と比べると大幅な減少であった。一方、ヒジュラ暦1429年は最も少なく、300万人であった。つまりこの期間、巡礼者数が倍増したことを意味する。
(後略)
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( 翻訳者:袖山結生 )
( 記事ID:36865 )