生活への異なった、そして時に矛盾した期待が、裁判所への離婚請求増加の一因
【ジャーメジャム紙別冊タペシュ5面:レイラー・ハサンザーデ】近年、専門家らは離婚の低年齢化と離婚登録件数の増加に懸念を表明してきた。もちろん、この懸念は決して見当違いのものとは言えない。公式統計も結婚件数の減少と離婚件数の増加を伝えているからだ。このことが意味するのは、若者らが生活上の些細な問題への忍耐力を失い、対話と解決の代わりに、離婚を選択してしまっていることである。
シーヴァーとモハンマドも、二人の間に生じた些細な問題を理由に、離婚しようとしているカップルである。
彼らはどの道を進めばよいのか分からずに、家庭裁判所の相談室に足を運んだ。彼らは互いに、相手に非があると考えているが、しかし互いのことがまだ好きなので、離婚には踏み切れずに、相談室にやってきたのである。以下でお読みになるのは、両者の言い分の一部である。
妻は子供返りしてしまいました
私は28歳で、結婚して5年になります。妻は〔結婚してから〕こんなに時間が経っているというのに、いまだに私の両親を「おじさん」「おばさん」と呼びます。私は妻が自分の両親のことを「お父さん」「お母さん」と呼んでくれないことに、心を痛めており、両親も不満に思っているのではないかと感じています。このことについて、両親はこれまで口にしたことも、それに不平を漏らしたこともありませんが、しかし私自身、恥ずかしく思います。
妻にその理由を尋ねたときに、彼女は「まだ慣れていないの。しばらくしたらご両親をお父さん、お母さんと呼ぶわ」と言いました。しばらくして、私はもう一度「僕もそうするから、僕の両親のことをお父さん、お母さんと呼んでくれよ」と言いました。私は実際にそうしました。しかし妻はそうしてはくれませんでした。このことについて最後に話し合ったとき、妻に「ご両親に親しさを感じることができないので、私にはできない」と言われました。
それ以外にも、私たちが両親の家を訪ねても、食事の後、妻は座ったままで、年老いた私の母を手伝おうともしません。私のために二十数年間苦労してきた母が、食器を洗わなければならないのです。食布の片付けに、私自身が母を手伝うことはあります。しかし恥ずかしいことに、妻は座ったまま、何も手伝いません。
私のためにも手伝って欲しいと妻に頼んでも、そんな義理はないと言うのです。彼女のこうした振る舞いをみると、妻は私のことを愛しているのか、疑問に感じてしまいます。
私たちが話し合っても、最後には彼女はいつも子供のようにすねてしまいます。仲直りした後、妻は子供っぽいことをしたこと、意味もなく不機嫌な態度を取ったことを自分で認めるのですが、しかし〔私が妻の態度を注意すると〕彼女はやはり同じようなことをするのです。
自分で言うのもなんですが、私は優しい夫であり、今まで妥協を重ねてきました。しかし、もうこんな状況には耐えられません。
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( 翻訳者:8410081+8412306 )
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