結婚して6日で離婚請求
2015年01月28日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ4面】ネダーとアフマドが結婚して、まだ6日しか経っていない。しかし彼らの共同生活は6日間で、永久に終わりを告げることとなった。新郎が母親の側に付いたことで、妻との間で諍いが生じたためである。

 家庭裁判所第268法廷の裁判長であるアムーザーディー判事は、若いカップルのファイルを調べた後、彼らに次のように尋ねた。「結婚して6日で離婚を請求するというのは、どういうわけかな?」

 男性は「判事殿、私の妻は、私の母に対して全く敬意を払わないのです。もしネダーとの暮らしを続けようものなら、母を蔑ろにしてしまうということに、私はこの6日間でやっと気がついたのです」と述べた上で、次のように続けた。

ネダーと婚約した時、母は私たちの結婚に反対でした。母は、ネダーは私との生活には合わないといつも言っていました。それにもかかわらず、私は彼女のことが好きだったので、母の求めに注意を払うことなく、自分の考えに固執して、ネダーとの結婚を主張しました。彼女の側に立って、母と喧嘩さえしました。私とネダーは婚約しました。その間、ネダーは自分に敬意を払わおうとしないと、母は指摘していましたが、ネダーのことが気に入らないからそんなことを言うのだろうと、私は思っていました。

しかし挙式後、母の言っていることが正しいということに、私は気がつきました。結婚から2日後、夜に母が電話をかけてきました。寂しいので、私たちの家に来たいと言うのです。そのことをネダーに話すと、彼女は大声を張り上げて、「食事を作ってあなたのお母さんをもてなすつもりなんてないわよ」と言ってきました。

これに対し、私も彼女に「晩に母が来るんだから、母を家の中に上げないわけにはいかない」と言いました。その晩、母が私たちの家に来ました。そして私はビックリ仰天しました。〔職場から〕帰宅すると、なんとネダーは食事の用意もせずに、母に冷たくあたっていたのです。

その夜、母が去った後、私は妻と喧嘩をしました。そして彼女の話から、初めから母の話に耳を傾けるべきだったということに気がつきました。妻が私の母を蔑ろにするなんてことがあっていいわけがありません。このようなわけで、私は今後、彼女と一緒に暮らしたくはありません。

 男性が話し終えると、若い女性も次のように述べた。

私よりも自分の母親を優先し、私の要求に耳を貸そうとしないような男性とは、私もこれから一緒に暮らしたくはありません。アフマドは、自分の母親の言うことに耳を貸さなかったなどと、嘘を言っています。彼は初めから、母親の言うことならなんでも従ってきました。いつも自分の母親の意見の影響下に置かれた状態で、私との言い争いを繰り返してきました。結婚式や婚姻契約の締結式でさえ、母親の指示通りに執り行ったのです。これ以上、アフマドと暮らすなんて耐えられません。私たち双方とも、離婚を決意しました。

 新郎新婦が話し終えると、判事はこのカップルに離婚を思いとどまるよう促したが、しかし彼らが離婚に固執している様子を見て、本件の審理を次回に委ねることとした。

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( 翻訳者:8410081 )
( 記事ID:36889 )