仏・アルジェリア:仏大統領、マリの和平に向けてのアルジェリアの努力を賞賛
2015年02月11日付 al-Hayat 紙
■オランド大統領、マリの和平に向けてのアルジェリアの努力を賞賛
【アルジェ:アーティフ・カダーディラ】
フランスのフランソワ・オランド大統領は、マリの武装集団間の対話を成功に導くアルジェリアの努力を賞賛した。同氏は、フランスはマリにおける紛争解決のためのアルジェリアの仲裁を「全面的に」支援すると述べ、またフランスとアルジェリアは、多くの分野、とくに域内問題に関わる分野の前進のために、強い意志を持って、前向きに取り組んでいくと強調した。オランド大統領のこの発言と時を同じくして、マリ北部での政治的および治安的措置についての討議のため、マリのモディボ・ケイタ首相がアルジェリアに到着した。
またオランド大統領は、アルジェリアのアブドゥルアズィーズ・ブーテフリーカ大統領に宛てた手紙の中で、「貴国は、マリ政府と武装集団間の見解の歩み寄りのための努力を惜しまない。貴国が達成した成果に私は祝意を表する」と記した。
このオランド氏の手紙の趣旨とは反対に、専門家らは、マリ問題に関して、アルジェリアとフランスの立場は敵対するほど一致しないとのコメントを出している。この意見の相違は両国の外交的影響力に起因しており、特にイスラム系トゥアレグ族と世俗系トゥアレグ族の支配している北部諸地域で顕著である。オランド氏は、「次回の交渉で、すばやく和平合意の調印がなされる」ようにとの希望を表明した。同氏はまた、フランスは「マリの各当事者が継続的な交渉を行なうよう最大限の努力をする」と付言した。
(後略)
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( 翻訳者:三上耕作 )
( 記事ID:36891 )