イランにおける尊属殺人の実態(3)
2015年02月04日付 Jam-e Jam 紙

猜疑心が原因による殺人

 今年のオルディーベヘシュト月〔西暦2014年4/5月〕、ある父親が猜疑心から、自分の二人の娘を殺害するという恐ろしい事件が起きた。娘を殺害した後に逃走していたこの男が逮捕後に供述したところによると、娘たちの〔家族の〕名誉を汚す行為にほとほと嫌気がさし、彼女たちを殺害して不名誉な状態を終わらせようと決意したという。

 男は供述の続きで、トルバテ・ジャーム警察の捜査官らに、「息子と共謀して殺害を実行した。息子の協力で娘たちを町外れに連れて行き、そこで彼女らを殺害した。そのために前もって凶器を用意し、銃で彼女らを殺害した」と話している。

テント暮らしの男が大量殺人

 今年のモルダード月8日〔2014年7月30日〕、テント暮らしをしていた若い夫婦が、家族の許しを得ることなく結婚したことがきっかけとなって、アフヴァーズで大量尊属殺人事件を起こした。

 この事件で、男は怒りにまかせて家族8人を襲撃、その過程で襲撃犯の男の父親と姉(妹)、および二人の子供を殺害した。

 警察による捜査の過程で判明したのは、次の事実だった。襲撃犯はこの家族の32歳になる男で、好意を寄せていた女性との結婚を何年も前から考えていた。しかし家族の反対により、この女性と駆け落ちをし、彼女と結婚した。

 ダーネシュと名乗るこの男は、分割払いで日産のライトトラックを購入、新婦とともにアフヴァーズを出て、青色の日産車の後部にテントを張って、秘密の生活を始めた。

 しばらくすると、この若夫婦は女児を設け、その後もテント暮らしを続けた。しかしそうこうしているうちに、分割払いができなくなったことで、彼らの車が警察によって差し押さえられてしまう出来事が起きた。

 ダーネシュとその家族によるテント暮らしも終わりを迎え、若夫婦はアフヴァーズへの帰郷を余儀なくされた。双方の家族は彼らと再会後、彼らの結婚を認めざるを得なかったが、しかし彼らの反対は依然として対立を生み、この夫婦と2人の子供〔の生活〕を脅かすまでになった。そして最終的に、ダーネシュはこの状況に疲れ果て、恐ろしい犯罪に手を染めたのであった。

父がヒツジに見えて、殺した!

 今年のモルダード月〔2014年7/8月〕、覚醒剤を使用した男が麻薬の幻覚効果により、父親を殺害する事件がイラン西部で発生した。

 殺害犯は取り調べで、次のように述べている。

事件のあった日、大量の覚醒剤を使用した。正気を失うと、ヒツジが部屋に入ってきたのに気がついた。何度か叫び声を上げて、ヒツジに部屋から出るよう求めた。しかしヒツジは私の方に向かってきた。そこで私はナイフでそのヒツジの首を切らざるを得なくなった。一時間後、正気に戻ると、ヒツジの代わりに父の姿を見つけた。私は父の首を切っていたのだった。

つづく


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( 翻訳者:ヴルネラスティ・コルメウム )
( 記事ID:36916 )