イラン・サッカー代表、アフリカのキャンプ地で「シオニスト・チーム」と練習試合
2015年02月03日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イラン・サッカー代表は93年オルディーベヘシュト月〔西暦2014年4/5月〕に南アフリカで実施したキャンプで、ある試合を行ったが、否定し得ない資料によれば、そのチームは「シオニストたちのチーム」として有名なチームだったという。

 ナスィーム通信〔※革命防衛隊系の通信社〕の報道によれば、イラン・サッカー代表はワールドカップ・ブラジル大会に向けて、あまり適切な準備ができなかった。サッカー協会の責任者たちはこの大会の前、代表チームのためにたった2回しかキャンプを用意しなかった。しかもこうして用意されたキャンプも、最終的に代表チームにこれといった成果をもたらさず、代表監督はこんなキャンプではチームには不十分だと、何度も訴えたほどだった。

 これらのキャンプは十分でなかっただけでなく、周辺的な問題をも伴うものだった。イラン代表チームはオルディーベヘシュト月11日〔5月1日〕、この国で行われた最後の練習試合で、アフマド・アーレネメとキャリーム・アンサーリーファルドによる2ゴールによって、南アフリカの一部リーグのチームである「ブラック・エイシズ」(Black Aces)を破った。

 しかし、この練習相手との試合である疑問点が浮上した。それは、このクラブのオーナーに関して多くの疑惑があるということだった。ブラック・エイシズは、南アフリカの地元の言語(ズールー語)で「アーマー・ズィーノ」たち、すなわち「アフリカのシオニストたち」として有名だったのだ。


 「アフリカのシオニストたち」とはシオニスト思想を信じるキリスト教徒らのグループで、彼らは聖書にシオニズムに関する記述があると主張している。

 信頼できるサイトには、サッカークラブ「ブラック・エイシズ」のオーナーであるマリオとジョージのモルフォ(Morfou)兄弟のプロファイルはまったく存在しない。この兄弟は南アフリカのクリエル(Kriel)で生まれ、同国の企業・団体向けの食品会社ラカマ(Lakama)社のオーナーである。

 ブラック・エイシズのウェブサイトはこの二人の兄弟について、あまり有名ではない同国の〔サッカー〕チームの元プレーヤーだったと紹介している。

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( 翻訳者:YSHHK )
( 記事ID:36930 )