ザリーフ外相とケリー国務長官、土曜日にミュンヘンで会談へ
2015年02月05日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメ・ジャム・オンライン】あるアメリカ国務省高官は木曜日にキエフで、アメリカ国務長官とイラン外相は土曜日にミュンヘンで、イランの核開発計画について話し合いを行う予定であることを明らかにした。
イラン国営放送報道センターがキエフからのAFP通信の報道として伝えたところによると、この会談はミュンヘン国際安全保障会議が開かれている傍らで行われる予定だという。その一方でイラン国会は火曜日に、〔欧米諸国がイランに対して〕新たな制裁を科すようなことになれば、すべての核活動を再開することをイラン政府に義務づける内容の緊急法案の審議入りを決定している。
これに先立ち、セイエド・アッバース・アラーグチー氏は「いまのところ、次回の協議について明確なことは何も決まっていない。しかし、5+1諸国ないしその大半の国々の外務大臣がミュンヘン会議に出席することは、大臣レベルで二国間の話し合いを行う良い機会である」と述べた。
イランの交渉団は先週木曜日、トルコのイスタンブールで、核問題に関する次官・専門家級協議をドイツ、フランス、イギリスの代表者らと行った。
イランと5+1(中国、アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、およびドイツ)はイラン核問題に関する協議の結論を、7月1日までに出すことを望んでいる。
彼らには包括合意の詳細について検討する前に、〔全体的な枠組みに関する〕政治的合意に達するための猶予が、3月末まである。
イランと5+1グループによる核交渉の新ラウンドは、デイ月28日(1月18日)からスイスのジュネーブで始まったが、しかし〔イラン暦で〕昨年〔※西暦で2013年〕、同市で結ばれた暫定合意によれば、双方は1年の間に、すなわち1393年アーザル月3日(2014年11月24日)までに最終的な合意に達することになっていた。
核交渉の新たな期限は、1394年ティール月9日、すなわち2015年6月30日までと決められている。
西洋諸国とシオニスト体制は、核兵器を手に入れようとしているとしてイランを非難している。イラン政府はこの非難を繰り返し否定しており、完全な核サイクルを享受する権利を強調している。
この記事の原文はこちら
関連記事(国会、「核の成果を守ることを政府に義務づける法案」を第一種緊急法案とすることを可決)
( 翻訳者:角江マキ子 )
( 記事ID:36945 )