イラク:EUが対「テロ」戦争における支援継続を表明
2015年02月18日付 al-Hayat 紙
EU Foreign Policy Chief Federica Mogherini
EU Foreign Policy Chief Federica Mogherini

■EUは「テロ」との戦いにおいてイラクへの支援継続を表明

【ブリュッセル:アナトリア通信】

EUは「テロ」との戦いにおいて、引き続きイラクと同じ立場をとり、テロ組織「イスラーム国」(ダーイシュ)の脅威に立ち向かうことを表明した。

欧州連合外務・安全保障政策上級代表のフェデリカ・モゲリーニ氏は声明内で次のように述べた。「イラク西部バグダーディーの町で住民多数が殺された。これはダーイシュが人間の命と尊厳を否定しているという更なる証拠である。」

同氏はさらに以下のように述べた。「EUは、「ダーイシュ」ならびに中東や世界の安定を脅かすその他のテロリストグループとの戦いにおいて、地域的、国際的な努力に参与することを自らの責務とし続ける。」

昨年6月「ダーイシュ」はイラクの北部と西部の広い地域を制圧した。その後、同月に建国宣言をした「カリフ国」の旗印のもとシリアの北部と東部を支配地域に加えた。

一方で、クルドのペシュメルガ(イラク北部自治区の軍)は、イラク国軍、民兵、そして彼らに忠実な諸部族とともに、アメリカが主導する有志連合の空爆による支援を受けつつ、「ダーイシュ」の伸長を阻止し過去数か月間のうちに支配された地域を奪還すべく、このテロ組織との戦いに突入している。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:36960 )