PKKカラユラン「シャー・フラト計画はトルコとPKKの共同作業」
2015年02月23日付 Zaman 紙
PKK執行委員会メンバーのムラト・カラユランは、スレイマン・シャー霊廟作戦を民主統一党(PYD)と人民防衛隊(YPG)の情報と承認の下で実行したと主張した。カラユランは作戦のために、「完全に話し合いが行われ、共通の計画に従い実現された行動である」と述べた。
スレイマン・シャー霊廟作戦に関してPKKと緊密な関係があることで知られるインターネットサイトで話したカラユランは、トルコが作戦の前にIS(イスラム国)とも合意していたことを話した。ムラト・カラユランは、作戦の間にイスラム国の勢力が後退してトルコ軍にはいかなる妨害もなかったと話した。
スレイマン・シャー霊廟に対する作戦を、モースルのトルコ領事館員救出作戦と比べたカラユランは、「存在する各方面との外交関係のおかげでもともと話し合いが行われ、知らされていました。モースルでイスラム国によって誘拐された領事館員の救出に似ている方法でここにいる兵士が運ばれました。ここではいかなる軍事的な成功や勝利もありません、なぜなら衝突をともなう救出作戦はなかったからです。なので、成功や失敗ということに言及する余地はないのです。ここではより関係と外交をうまく行使したということができます」という表現を用いた。
カラユランは、「YPGと代表者が行った発表によれば、トルコはこの作戦に関して、コバーニーの地区統括者、YPGの代表者そしてPYDの共同代表と5回 面会しました。スレイマン・シャー霊廟にいる兵士を救出する作戦のために、彼らから許可と協力を求めたようです。PYD、YPGと地区統括者も彼らの間で行った長い話し合いの後にトルコ政府のこの提案を適当とみなしたのです。私も、この状態が双方にとって非常に有益なものであったと思います。もし友好関係を強化したいと思うのであれば、これは素晴らしい始め方だったでしょう。コバーニーからスレイマン・シャーへは3キロメートルにわたってYPG勢力が守りを固め、道 を開き、YPGの車の同伴でトルコ兵が運ばれこのようにして何台かの車両も道を進んでスレイマン・シャーの霊廟へ行くのです。しっかりと議論がされ、話し合われ、互いの利益に基づく共通の一つの計画に従い実現されたこの行動は意義深いです。さらに私が理解した限り国際的な有志連合に参加する一つの国家がこの問題において信頼を増大させる貢献を行い、この共同作業を実施する方向で示唆的な試みを行うという状況も意味があります。つまりトルコ政府はそこからも支援を求めました。作戦はこれに基づき展開しているのです」と述べた。
実行された作戦でAKPとイスラム国の関係がもう再度明らかになったと述べるカラユランは、それをはっきりした形で、行われた作戦による衝突が地域で起きなかったことと結びつけた。
カラユランは霊廟がある地域の土地の持ち主は、大変に厳しい状態にあるということを主張した。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:36998 )