ヤルチュン・アクドアン副首相とエフカン・アラ内務相が、HDP(人民の民主主義党)会派副代表のペルヴィン・ブルダン氏、イドリス・バルケン氏、HDPイスタンブル選出国会議員のスッル・スュレイヤ・オンデル議員とともに行った会談は、ディヤルバクルで好意的に受け止められた。
ドルマバフチェの大統領オフィスで解決プロセスに関連して行われた会談をテレビで観ていた市民は、「会談の後行われた発表は解決プロセスに貢献する」と評価した。
市民のうち、イブラヒム・エルテキさんは、会談はプロセスの継続においてとても重要であると話し、「我々は解決プロセスを心から望み、解決に向かっています。このことについて強く確信しています。」と述べた。またルドヴァン・ドゥルスンさんは解決プロセス上具体的な発展があることに好意的であると話した。ドゥルスンさんは「このような誠意ある進展があることは本当に素晴らしい」と話し、「HDPのPKK武装解除を目的とした発表は誠意を示しています。この発展があることは喜ばしいことです。私はクルド人市民として解決プロセスを支持します」と述べた。
■「誰も武器を欲してない」
アブドゥルガッフル・ビュルビュル氏も会談は双方とも解決プロセスに分別をもって歩み寄っていることを示していると話し、以下のように述べた。「政府とHDPが同じ側にいることは解決プロセスに関する具体的な発表の今後の論拠である。初めにこのような具体的な発表が行われることは重要である。解決プロセスは非常にデリケートなものであるためしばしば深刻な中断があった。プロセスに皆が常識ある形で歩み寄る必要がある。これについて皆が考えを取り上げられ、取り上げられた考 えに敬意を払った歩み寄りが必要だ。この問題において皆の考えを取り入れつつ、得られた考えを尊重しつつ歩み寄る必要がある。解決プロセスはこのような形で決着するだろう。もともと誰も武器を欲してない。この段階で市民が武器を取って山を登ることを望んでいるとは全く思えない。」
■「中東のために良い機会」
小売商のセルダル・アクマズさんはPKKの武装解除が地域に前向きに反映されることになると話し、「平和状態であれば旅行者も来るし、人々の職もさらに増えます。武装解除されたなら政治的意味合いでも人々は自身の考えをもっと良い形で話すことができます。皆が考えを安らかに話すことが出来て、こうした形で対話の流れが開かれていくと思います」と述べた。学生のトゥバ・シムシェキオールさんも出されたメッセージが地域の平和に貢献すると話し、この形で社会として平穏になり、地域に対する否定的な見方さえも変わっていくだろうと述べた。
銀行職員のユスフ・ウムトさんは発表がトルコ人とクルド人のために前向きに働くと強調し、「特に南東アナトリア地域が待ち望んでいたメッセージでした。 我々にとって重要なことは30年間、流された血が止まるということです。プロセスの双方をお祝いします。若者のためにもプラスになります。なぜなら政治においてより容易に考えを実行出来るからです」と述べた。小売商のアリ・サイト・オズカンさんは武装解除によって街の経済が活気づき、旅行者数が増えると話し、「村への出戻りも増えるし、平穏、平和が訪れる。我々の団結と連帯ももっと増えていきます」などと述べた。
引退した労働者のハジュ・トゥライさんは「組織の武装解除を我々皆が望んでいます。これは人々にとっても中東にとっても良い機会になります。このような合意があれば我々の地域と平和にとって良いです。若者が死ぬこともなく、経済も改善されます」と述べた。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:37026 )