レバノン・エジプト:ハリーリー氏、スィースィー大統領と会談
2015年03月09日付 al-Hayat 紙
ハリーリー氏と会談するスィースィー大統領(NNA)
■ハリーリー氏、スィースィー大統領と会談「イランに反対しているわけではないが、我々の見解がある」
【カイロ:本紙】
レバノンの元首相であり「ムスタクバル潮流」党首であるサアド・ハリーリーは昨日(8日)、エジプトのアブドルファッターフ・スィースィー大統領とカイロの大統領府で会談した。会談には、バースィム・サブア元大臣とガッタース・ホーリー元議員が出席し、1時間に渡りアラブや域内情勢について協議が行われた。
エジプト大統領府のスポークスマンであるアラー・ユースフ大使は、スィースィー大統領は、「エジプトの対テロの戦いや国家安全保障防衛面の同国の権利の保全を支持するハリーリー氏の態度への評価を表明」し、「全国民が宗派や信条に関係なく、団結し、強く、前進しその権利を享受するレバノンを全面的に支持する」と強調し、エジプトは「レバノン及び地域全体でのこの論理を心より支持するものである」ことを示した。
また、同大統領が、会談の中で「レバノンの大統領選挙が出来るだけ早く行なわれることをエジプトは願っており、この問題の解決は、レバノンの安定をもたらし、この地域の歴史上の重要な段階にあってアラブ諸国とレバノン間で進行中の調整を進展させる」と表明したことも伝えた。
ハリーリー氏はスィースィー大統領が「エジプトのリーダーとしての責任を、勇敢さ、忍耐、英知もって果たしている。テロによって犠牲になった殉教者たちに対しレバノン人の深い哀悼の意を改めて示すとともに、過激で誤った思想を持った勢力に対抗するエジプトを支持すること確認する。私たちは一つの船に乗っているようなもので、アラブやイスラームの宗教、価値そして文明に対する敵と対決し、妥協の余地はない」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:川原七星 )
( 記事ID:37083 )