イランの在エルズルム総領事ヒュセイン・ガズミ氏は20万人のイラン人がネヴルーズ休暇を過ごすためにトルコを訪れるだろうと話した。
イランでは3月19日から官公庁では5日、学校では2週間ネヴルーズ休暇となることを指摘したヒュセイン・ガセミ総領事は、テヘランとタブリーズをはじめイランから訪れる20万人の人々が休暇をトルコで過ごす予定であると述べた。
3カ月前ルザ・クルチハン氏のテヘランへの異動のために総領事となったヒュセイン・ガセミ氏は、イランがトルコに開放しているギュルブラク、ヴァンとハッキャーリにある国境で調査を行い、出入国の手続きの迅速化のために努力していると述べた。イランで安い燃料を買うためにトルコから出入国する人々が多く、このことが国境での混雑と行列の原因となっていることを強調したヒュセイン・ガセミ総領事は、次のように話した。
「イランから20万の人々が入国を行う。このうち14万人がギュルブラク国境から、6万人がヴァンとハッキャーリの国境からトルコに入国するだろう。イランとトルコの間で出入国を規定する4項目から成る議定書が策定された。これによると、イランからトルコへとトルコからイランへ入国するTIR(長距離輸送用大型トレーラー)とトラックの燃料タンクが封印される。トルコによってガソリンスタンドが開かれている。ここで最後に燃料を買ったTIRとトラックの燃料タンクは封印され、トランジットとして他の国に移動する。人数不足により10分の封印作業に15から20分かかっている。さらに、イランとトルコの間にある時差により、食事の時間、礼拝の時間がうまく適合せず遅れる原因となっている。このためギュルブラクでTIRの列が少しずつ伸びている。しかし、1日に500の車両の出入国チェックを行うならば、列は全くなくならない。TIRの列は両国間の関係を傷つけている。現地の担当者は、議定書に書かれた項目を理解し、(手続きを)複雑にするのではなく簡略化することも必要である。ギュルブラク国境に3カ月で5回行ってきた。残念ながら列は減ることはなかった。しかし、希望はあると考えている。」
冬の観光の目玉スポットであり、今年もたくさんの旅行者でにぎわっているパランドケンにあるホテルは、3月21日に来るイラン人観光客を迎え入れるために準備万端整えている。
ネヴルーズのためイランから来る旅行者たちは、一日中スキーをして、夜も彼らの点けた火の上を飛び跳ねて、ネヴルーズの祭りを満喫している。
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( 翻訳者:新井慧 )
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