■サウジ人留学生がイラクで爆死
【ダンマーム:ナースィル・ビン・フサイン、ムニーラ・フダイブ】
ダーイシュが先週土曜日(15日)にイラク・アンバール県において実行した「黄金部隊」(訳註:イラク軍特殊部隊)司令部を標的とした自爆攻撃において、攻撃に参加したサウジ人、ミシャアル・スハイミーが爆死した。
「アブー・ムアーウィヤ・ジャズラーウィー」という活動名を使用していたスハイミーは留学生としてオーストラリアに滞在していた。(訳註:スハイミーは昨年10月にその失踪が報じられ、11月にダーイシュへの参加が確認されていた。)
スハイミーは爆弾を搭載した車両で、それぞれヨルダン人とシリア人の他二名の自爆犯と共に、イラク軍の対テロ部隊及び「スワット」(訳註:黄金部隊の通称)司令部に突入した。
また、イラクの通信社が報じたところによれば、サラーフッディーン県の県都ティクリートにおいても、「決定的作戦」(訳註:イラク軍が今月10日より展開しているティクリート奪還完了作戦)において、サウジ人の死亡が確認された。
この通信社によれば、サウジ人は「アブー・イスハーク」と呼ばれ、ダーイシュの幹部の一人であり、同組織の石油関係を担当していた。「何十台ものトラックによる石油の輸送を直接監督しており、石油はハムリーン及びブー・アジールにおける油田から、モスルを経由して国外へと輸送され、外国人の仲買人に売却されていた」、という。
しかし、本紙はこの情報の真偽を未だ確認中である。イラクのニュースサイトも昨日(16日)、「決定的作戦」におけるダーイシュのサウジ人石油担当者の殺害を報じたが、その名は明らかにされていない。一方、ダーイシュはツイッターを通して同名の幹部の死を発表しているが、その国籍はリビア人としている。
(後略)
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37131 )