■UAE、駐スウェーデン大使を召還。クウェート、オマーンもスウェーデン外相声明を非難。
【アブダビ:シャフィーク・アサディー;リヤド:本紙】
UAEは昨日(18日)、スウェーデンのマルゴット・ヴァルストローム外相がサウジアラビアを批判したことを理由に、同国のスルターン・ラーシド・カイトゥーブ駐スウェーデン大使を召還した(※訳註)。また、UAE外務省は、スウェーデンのジャン・テスレフ駐UAE大使に出頭を命じ、「サウジアラビアの名誉を傷つける」同国外相の声明に対する抗議の意を伝えた。
外交筋によれば、UAEの立場は同国とサウジアラビアとの間の戦略的協力関係を示すものである。UAEとサウジアラビアは地域、そして世界における諸問題について歩調を合わせており、特に急進派及びテロへの対応やエジプトへの共同支援等の領域において協調関係を築いている。
また、クウェート及びオマーンもスウェーデン外相のサウジアラビアに対する声明を非難した。クウェートの通信社が伝えたところによれば、昨日(18日)、クウェート外務省筋はスウェーデン外相の声明について「サウジアラビアに対する明らかな内政干渉であり、同国の法秩序を犯すものである。国家の内政に干渉しないという国際法に抵触しており、国家主権の尊重を求める外交慣例にも違反する」と述べた。
また、サウジアラビアを支持するクウェートの立場について、「湾岸協力会議メンバー国への内政干渉は、同会議全体への内政干渉とみなされる」と説明した。
同様に、オマーンもスウェーデン外相の声明を非難している。
(後略)
※訳註:同相は先週、サウジアラビアにおける女性の状況とサウジ人ブロガーへの鞭打ち刑に対する批判発言を行った。これに対し、サウジアラビアは同国の駐スウェーデン大使を召還した。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37148 )