サウジアラビア:教育省が全女子学校への託児所設置を検討
2015年03月25日付 al-Hayat 紙


■教育大臣が女学校における託児所設置を近々決定

【リヤド:ハリール・バクミー】

昨日、サウジアラビアのアッザーム・ダヒール教育大臣は、サウジ国内の公立、私立、外国人向けのあらゆる女学校に対する託児所設置の決定を予定していると明らかにした。この決定はサウジ人女性から広く歓迎されている。同大臣はこれによって、女性の労働効率が上がり、労働時間中の子供に関する不安が軽減することが期待されると述べた。

ダヒール大臣は自身のツイッター・アカウントを通して、「労働効率の上昇と子供に関する不安の軽減への要望を受けて、幼稚園、公立私立の女学校に託児所を設置する決定がいずれなされるだろう」と述べた。

本決定は、より具体的には、数年後、あるいは数十年後になされるだろう。これは、適切な労働環境がサウジ人女性――特に子供の面倒を見る家政婦を雇うことに苦労している女性――に対して用意されるまで、学校に託児所を設けてほしいとの要望を受けたものである。

最近、サウジ人女性の間には、家政婦を雇うことへの抵抗が見られる。これは、母親が長時間家を留守にする間、一部の家政婦が子供を殺してしまうという事件が起きたことを受けたものである。

自身も仕事に就いている女性、ラティーファ・アブドゥルムフスィン氏は、この決定は長く延期されており、一刻も早い採用が望まれると述べた。また彼女は、採用が難しい理由として、託児所設置のための必要な施設を持つ学校の数が少ないこと、学校に主要な設備が無いこと、また多くの学校が衛生状態に関する問題を抱えていることを挙げた。

彼女は本紙へのインタビューの中で、「子供を学校に送り、同じ場所で預かってもらえれば、私は仕事が楽になる。現在、私たちは何時間も子供を家に置かねばならず、その間彼らのことで頭がいっぱいになっている」と語った。また、この決定は、産休の要求を減らすという重要な効果を生むだろうと加えた。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37191 )