「イノニュがアタテュルクを暗殺」イェニ・シャファク紙報道に裁判所、緊急措置
2015年04月08日付 Radikal 紙
イェニ・シャファク紙の「イノニュが毒を盛ってアタテュルクを暗殺した」という新聞の見出しとコラムに関して裁判所から差し止め措置の決定が取られた。裁判所は新聞社が同様の報道をすることを妨げた。
イスメト・イノニュの娘オズデン・トケルさんは昨晩イェニ・シャファク紙が「イノニュが毒を盛ってアタテュルクを暗殺した」という記事に関して裁判所に申し立てをした。ヒュッリイェト紙のディンチェル・ギョクチェ記者の記事によるとメフメト・アリ・キョクサル弁護士を介して行われた発行差し止め請求の申し立てに、今朝、アンカラ第4第一審裁判所が決定を下した。裁判所は新聞の記事に関して差し止め措置の決定を出した。
■「情報の信憑性が低い」
訴えの申し立て書でイスメト・イノニュの人格を侮辱し、人権を侵害したことが指摘された。また申し立て書では記事の情報の信憑性が低いことが主張され、次のように述べられた:「差し止め措置の申立人の亡くなった父に、彼の親しい戦友で、共和国建国者であるアタテュルクを暗殺したという罪を着せ、根拠のない主張をすることには耐えられることではない。また『特別ファイル』という名で発表された根拠のない記事と同様の報道が行われる可能性が非常に高いことを明らかにし、TMMK(テロ対策法)の第24 条とHMK(民事訴訟法)の第389条に従いイェニ・シャファク紙の発行された号で『アタテュルクにこうして毒を盛った』という見出しで発行された新聞が予防的に差し止められることと、サイトのyenisafak.com.trで特別ファイルという見出しとともに掲載された、『アタトテュルクにこうして毒を盛った』、『46本の瓶にキニーネが入れられたのか?』、『ガーズィ(アタテュルク)にこうやって毒を盛った』、『資料は行方不明に』、『昨日はアタテュルクに毒を盛り今日はトルコに対し戦争を始めた』という見出しの記事が削除されることが要求された。」
■裁判所は要求を受け入れた
裁判所は翌日、要求に関して下した決定は以下のとおりである:「イェニ・シャファク紙のアタテュルク暗殺が企てられたという記事を掲載する号が予防的に差し止められることを求める請求が部分的に認められることによっては、この件に関する報道が規制されないことから、差し止め措置の申立人の父イスメト・イノニュについての明確な情報と資料によらない批判や不確かな表現の限度を越えた、明らかな(罪を犯したかのような)断定と告発を含む表現の使用が、訴えの性質に基づき、TMK第24条に従いそのまま禁じられることを…。」
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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:37275 )