アール県ディヤディン郡チュテク村での植樹活動のため保安対策に当たっていた兵士たちに対しPKKが発砲し、その結果昨朝(10日)衝突が発生し、12時間に渡って続いた。軍警察特殊部隊とアールの治安旅団からの援軍がPKKの襲撃に反撃し、テロリスト5人を殺害した。参謀本部の発表によると、さらにテロリスト1人が負傷した状態で確保されたという。
衝突で中尉1人、上級軍曹3人の計4人が負傷した。将兵らはアール県国立病院に搬送され、重傷の中尉は手術を受けたものの、残る3人の兵士は軽傷で生命の危機はないという。
■以前から集結していた
治安部隊の情報によると、戦闘はPKKのテロリストたちが兵士らに発砲したことによって発生した。当局は、テロリストがこれ以前から同地域に集結していたことが確認されており、25人以上のテロリストからなる一団が戦闘に参加したと述べた。戦闘が長引いたため、アール国内治安旅団から同地域に援軍が送られ、戦車部隊も同地域に送られた。この地域での衝突は夕方終結したが、現場から逃走したらしい者たちの捜索が地上と上空から無人機によって行われた。テロリストらは、イラン国境方向に逃走した可能性があったため、国境地帯でさらに厳戒態勢が取られたことが明らかにされた。
■首相はオザル参謀総長と会談
衝突が続く一方でアフメト・ダヴトオール首相も参謀総長ネジュデト・オゼル陸軍大将と内務省職員とともに数度会談し、情報を得た。ダヴトオール首相は、自身のツイッター・アカウントでも「アールでの卑怯な攻撃に対する必要な答えはトルコ軍によって与えられている。先ほど参謀総長と内務省職員から再び情報を得た。疑うには及ばない。国民が自由意志によって投票する選挙の安全は必ずや確保されるだろう」とツイートした。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:37287 )