生まれる前から電気料!
2015年04月17日付 Radikal 紙


マラティアで23歳のアリ・アルという名という男性が、生まれる前から電気の契約をしていたことが主張された。

1992年生まれのアリ・アル氏はe-devlet(ネット上での公共サービスを目的としたトルコ政府の公式サイト)にログインした際に、自身が1990年に電気の契約者として登録されていたことを発見した。同氏は 15000リラ(約70万円)の電気料を滞納していることを知り、すぐに電気会社に駆け込んだ。何か手違いがあるはずだと思って向かった電気会社で確認したところ、両親の名前に間違えがなかったため、驚きをおぼえた。アリ・アル氏は「私は1992年生まれだ。1990年ジェマル・ギュルセル地区のイスメト・パシャ通りにある事業所において私の名で電気契約がなされたらしい。私はこれを約一カ月前に、e-devletで知った。調べてみると、トルコ電力株式会社(TEDAŞ)に関連して、ある事務所が開かれていたことが分かった。もちろん私が申し込んで確認したe-devlet上では、私が電気料金を滞納しているようにみえる。滞納金は15000リラ。直接行って、調べてきたのだが、1990年に電気の契約が行われたらしい。私は1992年生まれだ。生まれる二年も前にどうやって契約したというのか、私には到底理解できない。現在あらゆる司法機関に助けを求めている状況だ。

今日(4月17日)、検察局に相談に行った。あらゆる法的手続きをはじめたところだ。関係者全員に言いたい。これは解決されなければならない。法律事務所に行けば、債権回収局に行けといい、債権回収局に行けば、今度は関係書類が見つからない。約15日間、裁判所に通っている。でも(裁判所の)第7債権回収局に行っても、書類が見つからない。書類は一体どこに行ってしまったというのだ。コンピューター上では書類が確認でき、私に滞納金があることがわかる。無視できる金額ではなく、15000リラの滞納金が表示されている。これを払うことはできない。これに関し必要な措置がとられることを望んでいる。責任者が誰であれ、この金銭的および精神的損害に対し慰謝料を求める裁判を行うつもりだ。現在司法手続きを行っている。検察局に申し立てを行った。必要な措置がとられることを求めている。彼らは分割払いとなった2004年と2005年の間に罰を受けたという。もちろん私はこの住所とはまったく関係ない。例えば住民票を出すことができる。自治体に出向くこともできる。それも2004年に電気契約がなされたとして、いったい十歳の子供がどうやって電気契約者になるというのか。しかしこれに関する契約の日付けは1990年となっている。人が生まれる二年前に契約が行われるというのならそれは驚きだ。どうやって行われているのか私にはわからない。2012年に差し押さえられたらしいが、それとも私が間違っているのか。もちろんこれは一ヶ月前初めてわかったことだ。何も知らされてなかった。私のもとには何の手紙も知らせも届いていないのだ」と語った。

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:37317 )