■パスポートの効力の強い国と弱い国

【ドバイ：本紙】

新たな千年紀の開始と共に世界各国の旅行者に広範な制限が課せられる中、国民にとってのパスポートの価値が増幅した。それゆえ、世界的にパスポートの効力の強弱を示したリストが多くの人々の関心を集めている。

ビジネスマン向けの居住権や国籍のサービスを提供している「アートン・キャピタル」社のリストによると、アメリカとイギリスのパスポートが第一位の座を占めている。入国の際、入国査証（ビザ）を必要としない国の数というただ一つの基準による格付けでは、両国のパスポート保持者は147ヵ国に直接入国することができ、この点で他の世界各国のパスポート保持者を上回っている。

そして、第二位にくるのがフランス、ドイツ、韓国のパスポートで145カ国に（ビザなしで）入国できる。また第三位はスウェーデンとイタリアのパスポートで、144カ国、第四位がオランダ、デンマーク、シンガポール、ルクセンブルク、日本、フィンランドのパスポートで143カ国、スイスは第五位で、142カ国に（ビザなしで）入国出来る。

それに引き換え、世界で最も弱いパスポートのリストには、パレスチナのパスポートの他、南スーダン、ミャンマー、ソロモン諸島のパスポートがある。これらのパスポート保持者は28カ国以上の国に入国できない。次に38カ国への入国が可能な国として、イラク、アフガニスタン、ジブチ、エチオピアがくる。第三位に、39カ国のソマリアとエリトリア、第四位には、40カ国のギニア、ブータン、コモロ連合、ブルンジがくる。パスポート効力の最も弱いリスト第五位はイエメン、コンゴ民主共和国、中央アフリカ、コソボで、4カ国[訳注：原文のまま。41カ国の間違いと思われる]に入国することができる。

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（ 翻訳者:福島大智 ）
（ 記事ID:37336 )