妻を殺害―原因は歳の差(4)
2015年05月06日付 Jam-e Jam 紙

家庭に災厄をもたらす猜疑心

【ファリーバー・ヘンマティー:心理学者】尊属殺人の原因のひとつに、配偶者への猜疑心があります。しかしこの猜疑心や邪推は、それ自体さまざまな要因によって生じるものです。そのうちのひとつに、歳の差があります。

 近年では男性が年上の女性と結婚することも珍しいことではなくなりつつありますが、しかし歳を取った男性が自分よりも若い女性と結婚する方が通例であり、前者のような結婚はいまだ慣例にはなっていません。

 ところで、歳の差が10歳以上もある結婚に、悪しき影響が伴うことは否定できません。〔結婚から〕数年がたち、夫婦が中年に差しかかると、こうした悪しき影響は顕著になっていきます。

 そうしたものの一つとして、互いに対する猜疑心の発生が挙げられます。男性が高齢となり、老いの手前に差しかかっていることを認識するようになると、若年期、あるいは中年期を過ごしている妻に対して、知らぬ間に嫉妬心を抱いてしまうようになるものです。特に、妻の他人に対する振る舞い方に敏感になり、ほんの些細な言動、特に異性に対する言動に対して、しばしば実際とは異なった解釈をし、そうした妄想が妻の側の冷たい振る舞いや乱暴な行動と混ざり合うと、取り返しのつかない悲劇が起こることも少なくないのです。

 それゆえ、男女は結婚に際しては歳の差に注意を払い、よく考えて、未来のパートナーを選ぶべきでしょう。

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( 翻訳者:24137 )
( 記事ID:37497 )