シリア:イランによる体制派支持変わらず
2015年05月15日付 al-Hayat 紙


◼︎イランがシリア体制派支持を再表明

【ロンドン:本紙】

昨日、イランはシリアのアサド政権に対する支持を改めて表明した。諮問評議会のアラーウッディーン・ブルージェルディー国家安全保障外交政策委員長は、「シリア国民は、彼らの意思と軍の抵抗によって侵略を打ち破ることができる」と表明した。

シリア国営通信SANAは、昨日ダマスカスで行われた記者会見における同委員長の発言を以下のように伝えた。「我々がシリアに来たのは、我々がシリアの政府及び国民を支援すること、それは確固たる、また永続的なもので、我々はこれを誇りとしていることを、再度伝えるためである」。

また、同委員長は、シリアの反体制派を支援する国々を強く批判して、以下のように述べた。「シリアとの協力、及び援助の提供にあたっては如何なる制限も限界も存在しない。何故なら反体制勢力に対する抵抗戦線は、統一された一つの戦線であるからだ」。また、イランはこれらの処置を、「いかなる状況においても、またシリア政府への支援の禁止やボイコットがあっても継続する。何故なら同政府は、抵抗の中心にあるからだ」と指摘した。

SANAが述べたところでは、同委員長は、アメリカがシリアの「穏健な反体制派」への訓練を開始したことを「戦略的な誤り」と言い表した。また、「テロリストに善悪は存在しない。どこに解決を見出そうとも、テロはテロであることに変わりない」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:37525 )