バンドゥルマ商品取引所は、事業経営者への金融支援の要望意見書をトルコ食糧農業畜産省およびトルコ商工会議所連合(TOBB)に提出した。この意見書内でバンドゥルマ鶏卵生産者協会がまとめたデータによると、合計232万422羽の鶏が事業経営者および当局によって殺処分、もしくは 屠殺されていたことが明らかとなった。
バンドゥルマ商品取引所からトルコ食糧農業畜産省およびトルコ商工会議所連合(TOBB)に提出された、事業経営者への金融支援を仰ぐ意見書から、鳥インフルエンザウイルスに感染後、郡内で殺処分された鶏が177万2222羽、屠殺された鶏が54万8200羽に上ることが明らかとなった。
Milliyet紙掲載の報道によれば、エディンジキ街区で先ごろ確認された鳥インフルエンザウイルスにより隔離が続いていると、取引所のハリト・セズギン会長が会見で明らかにした。
セズギン会長は、鳥インフルエンザウイルスの感染拡大を防止しコントロール下に置くため、鶏の殺処分が行われたと述べ、「殺処分となった鶏の損害分として、部分的に政府から経済支援を受けた。また、その分の支払いとは別に鶏86万羽分の補償も希望している。要望書を、その理由と殺処分された鶏の数とともに食糧農業畜産省およびトルコ商工会議所連合(TOBB)に提出した」と述べた。
■生産者に大打撃
要望書では、特にエディンジキ街区の鶏卵生産者が大きな打撃を受けていることが強調された。同地区では、最初に感染が確認された場所を起点に鶏の飛行可能距離である19Km四方内の施設を隔離したとされる。また、次のような内容がみられた。「とられた措置の結果、まず感染症を特定区域内に封じ込めその状態を保っている。こうした重点的な対策の結果、当地域のほかの区域にある鶏舎は感染していない。しかし感染が確認された施設の被害は甚大である。関係者らにより感染が特定され、文書として記録された鶏卵生産者の鶏は殺処分されている。バンドゥルマ鶏卵生産者協会から得られたデータによると、殺処分された鶏は31万 1360羽、屠殺された鶏は54万8200羽だったと報告されている。また当局により殺処分された鶏は146万862羽で合計すると232万422羽である。」
■「4月1日を基準とした補償を」
(取引所の)会員が生産を再開できうるための要望は次のとおりである。“「鳥インフルエンザの補償は、ウイルスが初めて確認された2015年4月1日を基準にすべきである。当局が2015年5月2日を基準とするなら、それ以前に、感染していないにもかかわらず、感染予防のために殺処分および屠殺された鶏についても補償対象に入れられなければならない。鶏舎の器具や設備を更新するため、補助金や助成金に関する取り組みが行われることが望ましい。対応策のなかでも、生産再開に足る融資策がとられることを期待している。生産なしには復興がないことを我々はよく承知している。実際に現場で働き、生産を行い、そして経済に貢献している会員が直面してきた問題の解決において、食糧農業畜産省およびTOBBのこれまでの仕事を忘れることはない。今回も一層の尽力をいただけることに一切の疑念はない。」
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:37531 )