イラン人男性、「アーモンド・アイ」の妻との離婚を申請(3)
2015年05月06日付 Jam-e Jam 紙

 彼はさらに、次のように言った。

私たちの間で言い争いが激しくなると、妻は機嫌を損ねてしまい、数日間口を利かなくなりました。そしてついに、彼女は私に対し、自分と子供たちのために日本行きの航空券を買ってほしいと要求してきたのです。自分たちの両親に会いたい、とのことでした。

私も彼女のためにチケットを取り、全員で日本に行きました。そしてそこで、私たちは別れることにしたのです。モニカは子供たちと日本に留まり、そこで教育を受けさせたいと考えていました。私も反対はしませんでした。

私たちは日本の裁判所に行き、そこで私たちは離婚しました。その後、彼女から委任状をもらい、イランでも離婚申請を行い、離婚の事実を〔役所に〕登録することになりました。今、〔妻と別れてから〕数日が経ち、私は羽毛のように軽やかな心持ちです。イラン人女性と結婚し、新しい人生を始めたいと思っています。

 この男性の陳述を受け、判事は書類一式と日本人妻からの委任状を確認した上で、離婚の判決を下した。

専門家の見地:文化的差異を軽視すべからず

【エブラーヒーミー=モガッダム博士:心理学者】一般的に、イラン人男性もしくはイラン人女性がイラン人以外の男性ないし女性と結婚するとき、多くの文化的差異に直面するものです。両者とも、結婚前にこうした文化的差異のことをきちんと考え、あらゆる側面を考慮に入れるべきです。

 彼ら/彼女たちは、自分たちのパートナーが別の国の出身者であること、異なった文化の持ち主であること、そしてこうした異なった文化とともに、パートナーと暮らしていくことになるのだということを肝に銘ずるべきです。このような恐るべき文化的葛藤はどれも、男女の精神や心理を害するものです。

 また、イラン人の男女が外国人の男女と結婚することでできた子供たちに精神的・心理的葛藤が生じ、それが激化することも、この種の結婚がもたらす悪影響の一つとして挙げることができるでしょう。〔子供たちの〕アイデンティティーが宙ぶらりんな状態に置かれたり、そのことが原因でその他の問題が生じたりすることも、こうした子供たちに一種の葛藤状態をもたらし、それが徐々に心理的な圧迫や〔より重篤な〕葛藤へと変化していくのです。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:紀 )
( 記事ID:37564 )