イランの乞食たちの頭目《老師フェイギン》、北部アーモルで逮捕(2)
2015年05月10日付 Jam-e Jam 紙

 アーモル警察司令官の発表によると、このグループのメンバーの中には、ストリート・チルドレンを除いて、5人の女性の姿も見受けられ、彼女たちは現在取り調べを受けているところである。

 また、この犯罪者の隠れ家に対する捜索の結果、男は当該の廃屋を賃借しており、建物の所有者は、男がこの家屋をどのように使用しているのか、詳しくは知らなかったことも分かった。

 アーモル警察司令官のヴァリーヨッラー・ギャンジヤーン=モガッダム大佐はこの件について、「この男は司法機関に送検された。子供たちは福祉宿泊センターに引き渡された」と述べた。

 同大佐はまた、「ストリート・チルドレン」という地球規模で見られる危険な現象について指摘し、「ストリート・チルドレンのいない都市や国といったものは、世界にはほとんど存在しない。この問題は先進国が抱える問題であり、また発展途上国でもそれは見られる」と述べた。

 同大佐はさらに、次のように指摘している。

子供たちが路上に暮らす現象が蔓延するようになった要因としては、貧困、家庭生活の崩壊、両親の病気・死亡、子供への虐待やネグレクト、あるいは〔子供たちの〕家族からの逃避や社会的未発達などが挙げられる。

こうした子供たちは最終的に、悪銭を得るための機会を虎視眈々と狙うオポチュニストたちのワナにはまり、彼らから虐待されてしまう。実際、これらの子供たちは人類社会の一部なのであり、彼らに注意を払うことは、社会的病理の発生阻止につながるのである。


(バハール・ニューズ)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
まえを読む

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:忍 )
( 記事ID:37582 )