ハメダーン市にあるブー・アリー・スィナー大学のアサドッラー・ナグディー助教授も、サナンダジ市におけるスラム街の割合は、国内平均の3倍で、極めて懸念すべき状況にあると述べた上で、次のように指摘している。
スラム地区の抱える最も大きな問題としては、失業、無規律的で無計画的な都市の拡大、麻薬中毒の増加、福祉に関する便宜や市民サービスの欠如、そして環境問題などが挙げられる。
専門家らの見解によると、スラム街をめぐる問題ではサナンダジ市の状況が懸念すべきものとして取り沙汰されているが、その一方でスラム街現象は、同州〔=コルデスターン州〕のその他の市、特にバーネやマリーヴァーン、ゴルヴェ、そしてサッゲズなどでも、ここ数年のあいだに起き始めているという。
同州のスラム街問題との関連で取り沙汰されている最大の懸念の一つとしては、各都市の周辺のある村落部が拡大し、「都市」に変化しているという問題が挙げられる。〔‥‥〕これらの村落部の人口は10年足らずの間に、100倍、さらには500倍にまで増加しており、サナンダジに吸収・合併された後、市の「隔離地区」として、今日さまざまな困難からなる泥沼に陥ってしまっているのである。
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( 翻訳者:奈 )
( 記事ID:37587 )