エジプト:西洋に対して地域への見方を変えるよう要求
2015年05月22日付 al-Hayat 紙


■スィースィー大統領、西洋社会に中東地域への見方を変えるよう要求

【カイロ:ムハンマド・シャーズィリー】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、「西洋社会は、我々の地域を西洋的な見方とは異なる方法で見る必要がある。そして、この地域が持っている政治・経済・社会状況の性質、加えて文明・文化的な差異に注意を払わなければならない」と述べた。

同大統領によるこの声明は、昨日、サーミフ・シュクリー・エジプト外務大臣の出席の下、オーストリアのセバスチャン・クルツ外務・統合・欧州大臣との会談おいて述べられた。アラー・ユースィフ大統領報道官によれば、スィースィー大統領は、「会談において、地域情勢の全体的な進展、特に暴力、過激主義、またテロの波について説明した」。

また同報道官は、「大統領は、人権の概念について、それが市民と政治の自由によって促進、発展する面だけでなく、労働や優れた教育、また適切な医療サービスといった経済、社会的な面から広く理解されるべきであることを強調した」と加えた。

そして、「今求められるのは、この種の人権を発展させるために世界の国々を支援し、また、若者たちをテロリストグループにひきつけた幾つかの動機や理由を根絶するために、国際レベルでのより大きな協力体制を実現することである」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川智美 )
( 記事ID:37588 )