窃盗を働いた警備員が逮捕—「給料を払ってくれないから会社の倉庫を空にした!」
2015年05月08日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメジャムオンライン】〔イラン北東部の〕ホラーサーン・ラザヴィー州の刑事警察長官は、給料の未払いを理由に仕事場である会社の倉庫から物品を盗み出した警備員が逮捕されたことを明らかにした。
ホセイン・ベイドメシュキー大佐は、「マシュハドにあるある民間会社の社長が〔署を〕訪れ、この人物から会社の倉庫にあった物品やパーツなどが横領されたとの通報があったことを受け、本件の捜査は刑事警察の捜査官らの手に委ねられた」と述べた。
同氏は会社の所在地への捜査を行ったと述べた上で、「本件の捜査を始めるにあたり、刑事警察西署の捜査官らはまず、件の会社を訪れて、専門的な捜査を開始した。〔‥‥〕そして残っていたさまざまな痕跡を発見し、それらを調査のために、刑事警察の鑑識課に送った」と付け加えた。
ベイドメシュキー大佐は〔発見された痕跡に対して〕分析・解析が行われたと指摘した上で、「調査で得られた結果、ならびに発見された痕跡の数々から、西署の捜査官らは内部犯による窃盗との疑いを抱いた。そこで、捜査官らは会社の従業員らを密かに監視下に置いた」と述べた。
ホラーサーン・ラザヴィー州刑事警察長官は、捜査官らの疑いは現実のものとなり、従業員の一人が窃盗犯として特定されたと述べた上で、「会社の警備員であったこの男は逮捕され、取り調べを受けた」と指摘、さらに容疑者への取り調べについて、「男は当初、窃盗の容疑を一切否定した。しかし証拠や窃盗現場に残された痕跡の数々を目の前に突きつけられて、ついに口を割らざるを得なくなり、問われていた罪を認めた」と述べた。
同氏は容疑者の自供内容について触れ、「逮捕された容疑者は供述の中で、会社は倒産寸前であったため、同社の社長は彼に給与を支払わなかったこと、そのために〔会社の〕物品を賃金の代わりとして、2台のトラックを使って運び出したこと、そうすることで自分の権利や給料を会社から受けとろうとしたことなどを認めた」と付け加えた。
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( 翻訳者:山 )
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