イスラエル:オバマ大統領の発言を非難
2015年05月22日付 al-Hayat 紙


■イスラエル閣僚はオバマ大統領の発言を、緊張の高まりと内政干渉と見なして非難

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

イスラエルの観察者は、バラク・オバマ大統領が、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による、「投票箱にアラブ人たちが押し寄せる」との選挙当日の発言を、アメリカの『The Atlantic』誌で取り上げたことに触れ、オバマ大統領は近くネタニヤフ首相とは会談しないつもりだが、これは「アメリカ対外政策の影響」であり、両者の緊張関係が再び高め、信頼を損なう新たな兆候を生み出すとした。

オバマ大統領は、ユダヤ人である同誌のジェフリー・ゴールドバーグ記者に、以下のように述べた。先ごろの選挙活動中になされた、ネタニヤフ首相の、自身の任期中にはパレスチナ国家を認めないとの発言、また選挙当日に述べられた、投票に群がるアラブ人は「まるで投票する侵略者のようだ」との発言は、「すべてのイスラエル人は、宗教や人種の別なく、民主主義の完全なる参加者である」と明確に保証するイスラエルの建国宣言と矛盾している。

また、これらの発言は、イスラエルに対するアメリカの対外政策に影響を及ぼすであろうとし、「イスラエルに近しい関係であるからこそ、我々は、この場に立って言わずにはいられない。何故ならそれは、ホワイトハウスが、これらの問題において信頼を失うからだ」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:福島大智 )
( 記事ID:37604 )