マハーバード出身の若い女性がホテルで死亡した事件の舞台裏と、その後(4)
2015年05月08日付 Jam-e Jam 紙
副知事はさらに、次のように述べた。
昨日の集会では、我が方の治安部隊は完璧な自制心を働かせ、状況のコントロールという目標を掲げて事に当たった。しかし残念ながら、これらの若者のうち若干名は、警察が自制しているのをいいことに、ホテルに損害をもたらした。
この集会に参加していた者たちの中には、ホテルの責任者こそ〔女性が亡くなった〕事故の罪に問われるべきだと考えているが、この件については現在調査中である。
ラードファル氏は続けて、昨日の集会は残念ながら、マハーバードがここ数年、投資や観光の分野において手に入れてきた地位に疑問符を投げかけるものとなってしまったと指摘し、次のように付け加えた。
つい先だっての94年ノウルーズ〔西暦2015年3月21日〕には、10万人近くの観光客がマハーバードを訪れた。〔観光客を惹きつける〕こうしたチャンスや能力は簡単に手に入るものではなく、安全で平穏な雰囲気がもたらすものである。それはマハーバードの聡明な住民、指導者たち、そして県の責任者らが実現してきたものだったのである。
同氏は次のように続けた。
数日後にも、投資セミナーがマハーバードで開かれる予定で、客人らはまさにこの、街でただ一つの四つ星ホテルであるターラー・ホテルに宿泊することになっていたのだ。このような状況で、果たして投資家たちはマハーバードを訪れ、〔投資・経済〕活動をしようという気になるだろうか?
こうしたことから、私たちが文化的で聡明なマハーバードの住民のみなさんや、あの〔ホテルに損害を加えた〕若者たちの親御さんたち、そして街の有力者の方々に望むのは、体制に敵意をもつ者たちや、〔クルディスタン地方の共産主義組織である〕コマラやデモクラート〔イラン・クルディスタン民主党〕といった反革命分子のめざす道に入り込まぬよう、これらの若者たちに説明してやってほしい、ということである。
つづく
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( 翻訳者:拓 )
( 記事ID:37624 )