モロッコ:「マワジン」音楽祭は若い才能へのチャンス
2015年05月18日付 al-Hayat 紙
■「マワジン」音楽祭は若い才能へのチャンス
【ラバト:ファーティマ・アーシュール】
音楽祭「マワジン―世界のリズム」は、いくつかのアラブ放送局が制作した音楽番組を通じて知名度やスターとしての地位を獲得した、モロッコの若い才能にチャンスを与えようとしている。
この若い才能の1人はドゥニア・バトマで、彼女は第14回「マワジン」音楽祭への参加のニュースを彼女のファンに対して表明した。第14回音楽祭は、国王ムハンマド6世の主催で今月29日に始まり来月6日まで続く。今回はドゥニアにとって2回目の「マワジン」音楽祭参加となり、以前は2012年にこの音楽祭関係の音楽コンサートを行っている。
今回の参加に先立って、バトマはモロッコ内外で多くのショーやフェスティバル、ファッションショーに出演しており、一部には「モロッコカフタン」大使の異名で呼ばれるまでになった。彼女の選出は、モロッコ歌謡界、およびアラブ歌謡界双方に示された芸術的活動によって、昨年特筆すべき存在感を放った数々の芸術家の一人として評価されたためである。また、才能ある歌手を選ぶ番組「アラブ・アイドル」では優勝に届かなかったものの、彼女のパフォーマンスは大衆の幅広い層からの反響を得、アラブ歌謡界にその名前を連ねることになった。
一方で、「ザ・ヴォイス」アラブ版第二期のスター、ハウラ・ムジャーヒドも、モロッコの一部ラジオ局の電波を通じて、モロッコ人アーティストに捧げられたサレ・ステージで音楽祭の観客の前に登場するだろうと表現して、マワジン音楽祭への参加を発表した。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:37637 )