子供たちが病気にかかったときも、子供たちの面倒はまったく見ようとしませんでした。お医者さんのところにつれて行き、薬をもらうといった厄介ごとは、すべて私の仕事でした。夫に「この子たちはあなたの子供じゃないの?どうして子供たちのお薬のこととか治療のことを考えてはくれないの?」と言うと、彼は大声を出して「何ぶつくさ言ってるんだ。お前はいつも不平ばかり言っいる。お前が楽しそうにしているところとか笑っているところとか、みたことがない」と言い〔逆に責められ〕たものです。そして怒って家を飛び出してしまうのです。
苦しい生活は私の心にも影響を及ぼし、どんなこと、どんな人にも「からむ」ようになりました。〔‥‥〕しかしあらゆる不幸や災難にもかかわらず、私は3人の子供を育てました。
近年になって夫は一財産を築くようになりましたが、彼の性悪は相変わらずで、私には生活費をビタ一文、くれませんでした。大きくなった息子たちが、私の生活費を援助し、家計を支えてくれました。夫はずうずうしくも、「お前の息子たちが働いているんだから、オレの収入なんて必要ないだろう」などと言ってきたものです。娘は嫁にやりましたが、夫は結納金をビタ一文、出そうとはしませんでした。
私は人生のあらゆる不幸や困窮にもどうにか折り合いをつけてきましたが、それも夫が裏切りによって私に不義理を働くまでのことでした。夫の態度が変わっていることに気づいたのは、二週間前のことでした。
彼はすっかり身なりを整えるようになり、若者向けの服を着るようになりました。幾晩も家に帰ってこないこともありました。私たちの関係はあまりにも悪化していたので、どうして帰ってこないのかと、私から尋ねることはありませんでした。帰ってくることがあっても、一言も口を利くことなく食事をし、その間ずっと携帯電話をいじっていました。
私は彼に疑いを抱くようになりました。ある日、彼が寝ていたとき、私は夫の携帯電話を探しました。私は読み書きができなかったので、家にいた息子に、夫が誰と話しているのか見てちょうだいとお願いしました。数分後、息子の表情が曇っていったのを、私は見ました。息子によると、夫はある女性と関係していると言うのです。
これを聞いて、私は気分が悪くなりました。ムカムカしながら部屋に入り、サルピーリーに「よくも恥をかかせてくれたわね」と叫びました。眠りから突如覚まされて、分けが分からず驚いた様子の夫は、私にすべてばれていることが分かると、否定することもなく、「お前はもう年寄りだ。お前はブツブツ言う以外に能のない人間だ。どんなことにも不平ばかり言っている。お前の人生は子供と孫だけだが、オレはこれからも自分の人生を生きたいし、若い女もほしい。もう怖くないから言うが、オレは新しい女を娶った」などと言ってきました。
この話を聞いて、私は打ちのめされました。そして生活のために飲み込んできた悲しい思い出の数々を思い出しました。〔‥‥〕もはや彼と暮らしたくはありません。私がここにきたのは、永久に彼と別れるためです。私が生活している家に、近く若い女を連れてくるというので、私に残されたのは、この女の存在を我慢して受け入れるか、私が家から出るかの、いずれかです。
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( 翻訳者:MYK )
( 記事ID:37663 )