「イスタンブル征服の日、エルドアン、アヤソフィアで礼拝」の噂に否定発表
2015年05月28日付 Radikal 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が明日の金曜礼拝をアヤソフィアで行うという噂を、大統領府は否定した。大統領府が出した声明では、「共和国大統領の予定にはアヤソフィアに関する事柄は一切ありません」と伝えられた。

アヤソフィアでの礼拝が可能になり、エルドアン大統領が明日の金曜礼拝をアヤソフィアで行うという噂は大統領府によって否定された。この噂に関して、大統領府が出した発表では「大統領のアヤソフィアで礼拝に関する噂は完全に噓です。共和国大統領の予定にはアヤソフィアに関する事柄は一切ありません」と触れられた。

■民族主義者行動党(MHP)所属のハラチオール氏が口を開いた。

ここ数日、特にソーシャルメディア上で物議をかもしているこの噂について、MHPのユスフ・ハラチオール会派副代表も意見を述べた。ハラチオール氏は、公正発展党 (AKP)所属のマヒル・ユナル氏が、5月29日にエルドアン大統領によってアヤソフィアで金曜礼拝が行われると口にしていたことを明らかにした。また、 暫く前にアヤソフィアでの礼拝再開に関する案をMHPがすでに議会に提出していたことを明らかにし、「この件に関する法案提出を取り上げなかった人びとが、政治上自身に生じた下降を理解すると、急にアヤソフィアにすがりついた」と続けた。

また、ハラチオール氏は次のようにも語った。

「AKPのマヒル・ユナル氏は5月29日に大統領がアヤソフィアで礼拝を行い、礼拝再開に路をつけると述べたようだ。かつてこの件における法案をよしとしなかった人々は、今回、政治上自身に生じた下降を理解すると、急にアヤソフィアにすがりついた。彼らが[この問題に関して]好意的でなかった2013年以降、法案を一顧だにせずにきた。さらに大統領はどんな事を口にしていたのか。『まずスルタンアフメトの問題を解決しよう』と言った。彼はこれまでも利用しようとしている。 酷い話である。選挙会場などにおいてコーランを度々手にしたり、宗教庁長官に関連して表沙汰となった公用車スキャンダルや、さらにはアヤソフィア問題への不熱心さなど、我々の信仰であるイスラームの名において、エルドアン大統領が非常に醜い行動をとっていると考えている。AKPはただただ失った票の[挽回の]ためにショーを行っているだけである。周りの者はエルドアンのために人を集めたり、もうすでに開いているところを再び開ける、と民衆を騙し続けている。大統領は全く好意的ではない。AKPの得票が減るや否や、エルドアンはイスタンブルの征服[行事]やアヤソフィアにすがりついたのだ。」

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( 翻訳者:三井景介 )
( 記事ID:37670 )