アルジェリア:30年ぶりに「地中海映画」祭を開催
2015年06月11日付 al-Hayat 紙


■アルジェリア:30年ぶりの「地中海映画」祭開催を祝う

【アンナーバ:アルジェリア国営通信(APS)】

アルジェリアのアッズッディーン・ミーフービー文化大臣は、「地中海映画」祭が30年ぶりに再びアンナーバ市で催されることを発表した。美術訓練学校の文化デーのデモンストレーション開催を視察した際、同大臣は、「アンナーバの街にレッドカーペットが戻ってくることは、同市が映画の中心地として最適な場所に戻るための第一歩となるだろう」と加えた。

同大臣は、文化省は今年の末をめどに、祭典の主催に向けた物資、技術および人材の準備に「取りかかる予定」であると述べ、総合的な発展のためには、文化活動の継続が必要であることを強調した。

また、ミーフービー大臣は、同省の文化部門が、芸術学校で教えられるカリキュラムの見直しを視野に、専門家によるワークショップを設置するつもりだと指摘し、そこでは、同分野での成功体験から知見を得ることに重点が置かれる。

さらに、同大臣は、演劇関係者らに対して、アルジェリアの文化遺産への投資を呼び掛けた。同大臣は、「活動への支援は、アルジェリア文学や、豊かで多様な民間伝承などをもとにした演劇活動に対して優先的に行われる」と指摘した。そして、多様なアルジェリア出身の知識人や芸術家を紹介するための特設会場を美術館に設けることについて付言し、「我々には、文化芸術に関して正しい認識をもった世代となり、それらを風化させないという使命がある」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:37736 )