HDPデミルタシュ共同党首勝利宣言、「HDPは、トルコの政党となった」
2015年06月07日付 Radikal 紙


人民の民主主義党(HDP)の共同党首セラハッティン・デミルタシュは、イスタンブル県組織が行った記者会見で、選挙結果について語った。デミルタシュは、「選挙活動を通じて広場で語ったことを実現する。HDPは、トルコの政党となった。トルコは、HDPであり、HDPはトルコだ。」

「公正な競争ではなかった選挙選を終えた」と述べたデミルタシュ共同党首は、次のように語った。

 記者の皆さん、よくいらっしゃいました。皆さんを、また皆さんを通じ、我々の声のとどくすべての人へ、心から祝福を申し上げます。困難な、不公平な条件下で行われた選挙を終えました。最初に、この選挙が、民主的で自由な環境下で行われたわけではないことを述べたいと思います。巨大で、不公平な政府の圧力の前で、一つの党、つまり与党が、国家の全ての手段を使った行ったキャンペーンに対し、我々は、トルコの虐げられた者として、トルコの貧しい労働者として、平和と公正と自由を望むものとして、素晴らしい勝利、輝かしい成功を手にしました。皆さんを、そして全トルコに対し、おめでとう、といいたい。

 この選挙では、自由、民主主義、平和を望むものが勝利したのです。高圧的な態度をとるもの、自分をトルコの唯一の所有者だと思うものが敗れ、交代し、敗北したのです。勝利をしたのは、トルコの自由を求めるものです。この勝利は、そう、全ての虐げられたもの、クルド人、トルコ人、アルメニア人、ボスニア人を問わず、この国に生きる全ての民族の、アレヴィ派、スンニー派、エズィード派なんであれ、その信仰とともに自由に生きたいと思う全ての他者化された者たちの勝利です。

 この勝利は、労働者の、失業者の、農民の、村人の、そして虐げられたものの、すなわち、労働の対価を搾取されているものの、つまり言えば、左派の共同の勝利です。この勝利は、この国に、民主的で市民的な憲法、多文化的な憲法を望み、80年クーデター憲法や、それがもたらした10%という得票下限に対し反対するものの、共同の勝利です。民主的な解決と平和を望むものの、クルド人もこの国で名誉ある市民として暮らすことを望むというものの、共同の勝利です。

 我々は選挙期間を通じて、広場で何をいったとしても、それを守ります。すべての公約を実行します。もはや、HDPは、真のトルコの政党です。トルコは、HDPであり、HDPはトルコです。これをなしえたこと、この勝利の栄誉を、皆さんとともに、勝ち得たのです。AKPは、その高圧的な態度で、クルド問題は存在しないといい、交渉はしない、解決へのテーブルはないといい、その結果、トルコの東部での得票を失ったのです。この面を、特に強調したいと思います。(後略)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:37747 )