パレスチナ:ハマースは「子どもの権利侵害リスト」に関して国連を非難
2015年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハマースは、国連がイスラエルを子どもの権利侵害リストに含めなかったことを非難
【ガザ:アナトリア通信】
イスラーム抵抗運動(ハマース)は潘基文国連事務総長の決定を非難した。月曜日 (8日)に発表されたこの同総長の決定では、子供の権利侵害のブラックリストにイスラエルが含まれていない。
ハマースは火曜日(9日)の声明で以下のように述べた。子供の権利侵害のブラックリストにイスラエルが含まれていないことは、「イスラエルの犯罪」に対する報酬とみなされ、そのことは「非難されるべきであり、受け入れ難いこと」である。
ハマースは、この決定について次のように表現した。「これはイスラエルによる、さらなるパレスチナの子どもや市民の権利の侵害や犯罪などを容認するものだ」であり、「残念なことに、この決定はイスラエルによるパレスチナ人のさらなる流血の継続を奨励するものである」
国連事務総長の報道官のイスティファーン・ドゥグリク氏は、潘基文事務総長がイスラエルとハマースを子どもの権利侵害リストから削除したことを月曜日(8日)に発表した。
国際連合児童基金(ユニセフ)の統計によると、2014年の夏のガザ地区への侵攻でイスラエル軍により殺された子供の数は500人以上に達し、これは2008年から2009年の「キャストレッド」作戦の中でイスラエル兵士に殺された子供の数よりも約30%多い。このときは350人以上の子どもが死亡した。
(後略)
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( 翻訳者:甲斐江里子 )
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